学習雑誌にみるこどもの歴史―90年間のタイムカプセル―
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)
開催趣旨:誰もが一度は耳にしたことのある「小学一年生」などの学年別学習雑誌の歴史を紐解くと、その当時の社会が見えてきます。大正の時代からはじまった学習雑誌の表紙は、戦前、戦時中、戦後、そして現代へと至る子どもの教育の移り変わりを今に伝える貴重な歴史的資料です。
また、昭和の時代に流行したアニメのキャラクターや芸能人などを取り入れた学習雑誌の付録からも当時の娯楽がうかがえ、当館で所蔵する玩具からは、現在のようにテレビゲームが普及していなかった時代の子どもたちが、どのような工夫をして楽しく遊んでいたかを知ることができます。
本展では、学年別学習雑誌とその付録、子どもたちが使用していた玩具をご紹介し、日本の近代化が進められた大正の時代から現在に至るまでの子どもの暮らしぶりに迫ります。モノが豊かな現在の子どもたちに、工夫をして遊び、学ぶ大切さを歴史から学んで頂きたいと思います。
片岡家所蔵浮世絵―珠玉のコレクション 風景のなかの『青』展
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)
開催趣旨:江戸時代美術の精華、浮世絵において、文政12(1829)年の葛飾北斎「冨嶽三十六景」を嚆矢として風景描写が隆盛し、従来の名所絵から一歩進んだ風景画というジャンルが確立されました。
それはベルリンブルーとよばれる青色絵具が取り入れられるようになったことと密接に関係しています。ベルリンブルーの青の色調は澄明で、淡い水色から濃紺色まで美麗に着彩され、空や海、川の描写に好適でした。さらに、ベルリンブルーによって容易に摺ることができる青色のぼかしは、空気遠近法による空の広がりや水の深さの表現に不可欠でした。
色鮮やかな空の青や、流れる川の水の青は今も人々を魅了して止みません。本展では片岡家が所蔵する当館寄託の浮世絵の名品のうちベルリンブルーが使用された時代、二代目歌川豊国(1777―1835)や三代目歌川豊国(初代歌川国貞)(1786―1865)、渓斉英泉(1790―1848)の作品を中心にご紹介し、浮世絵版画の風景にあらわされた青色のもつ魅力に迫ります。
コレクション版画展「菅井汲/松谷武判-print works」
休館日:月曜日
開催趣旨:菅井汲(1919-1996)は14歳の時に芦屋に転居、大阪美術学校で学んだ後、現在の阪急電鉄株式会社の事業部宣伝課に入社し商業デザインを担当しました。1951年の第4回芦屋市展で芦屋市教育委員会賞を受賞、翌年フランスへと渡り53年には画廊で個展を開催するチャンスに恵まれ高く評価されていきました。55年から版画作品を発表、没するまでの約40年間にわたり油彩作品と並行しながら菅井独自の版画芸術を確立しました。初期は同時期の油彩画と同様に日本の土俗的なイメージを、素朴さをもって抒情的・官能的に表現し、次第にダイナミックな直線とカーブとを明快な色で表現する幾何学的形態へと変化させていき、フォルムと色彩の単純化と規則性を用いた作品を展開しました。
松谷武判(1937-)は1960年より具体美術協会展や芦屋市展等で活躍する中、フランス政府給費留学生として66年に渡仏、現在もパリを拠点にヨーロッパや日本において活発に発表を続けています。パリでは67年にS.W.ヘイターの版画工房アトリエ17に入門、69年から約1年間助手を務めた後、翌年に版画工房を作りました。初期はビニル系接着剤のボンドを用いた作品に通ずる形状をエッチングで展開した後、69年から70年代前半には明快な直線と曲線の色彩鮮やかな版画を制作、73年以降はボンドの作品の写真を素材にしたフォトセリグラフも制作しており、様々な技法を用いた作品を数多く発表しています。
本展では、当館コレクション作品からフランスの地で誕生し展開していった彼らの版画作品の魅力に迫ります。
世界を魅了した「青」―浮世絵名品展 春信・歌麿の“露草青”写楽の“藍” 北斎・広重の“ベルリンブルー”展
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)
開催趣旨:江戸時代の日本美術を代表する浮世絵は国内外を問わず、今も多くの人々を魅了してやみません。とりわけ、自らを「画狂人」と称した葛飾北斎の名作、富嶽三十六景「凱風快晴」や「神奈川沖浪裏」は芸術性の高さが評価されています。中でもその色鮮やかな青の彩色は鑑賞者に強い印象を与えます。
墨摺版画として発祥した浮世絵版画は、はじめ紅絵と称されるように赤系統の着彩が主で、青色はほとんど使用されませんでした。本格的な多色摺版画の錦絵を始めた鈴木春信(1725‐70)によって浮世絵に青色の彩色がなされるようになりました。春信は露草青とよばれる爽やかな青色の彩色を人々の衣装や、河川の描写に使用しました。しかし、植物系の色絵具である露草青は保存に難点があり、光に弱く退色しやすいため、現在の春信の作品に見ることはできません。
その後、役者絵で有名な東洲斎写楽(1763~1820)の活躍期、寛政6(1794)年頃から、藍という鮮明な淡青色が使用されるようになりました。この藍は退色せず、現在も多くの浮世絵の名品でみることができます。ただし藍は大量生産が困難であり、水に溶けないことから、版画の制作上、ぼかしなどを表現することが困難でした。
そこで、新たに登場するのがベルリンブルーという青色絵具です。1704年(日本では宝永元年)、ベルリンで発見された万年筆の青インクに類似した化合物で、水によく溶け、光や酸化にも耐えうる優れた性質の絵具です。その色調は澄明で、淡い水色から深い濃紺色まで美麗に着彩でき、空や海、川などの青色の描画に適しています。まさに、葛飾北斎(1760~1849)の「凱風快晴」や「神奈川沖浪裏」は、このベルリンブルーを使用した先駆的な傑作です。
露草青から藍、そしてベルリンブルーへと使用される青色絵具の変遷は、浮世絵師にとって芸術性を極める努力の結晶といえます。これまでベルリンブルーが使用される画期については、北斎の作品から紹介される機会がありましたが、本展では特に鈴木春信、喜多川歌麿(1753‐1806)、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重(1797‐1858)などの名品から、青色絵具の変遷を一貫してご紹介し、浮世絵のもつ魅力に迫ります。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般800(640)円[前売600円]、大高生500(400)円[前売350円]、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額になります。
主催:芦屋市立美術博物館、礫川浮世絵美術館
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、
芦屋ユネスコ協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、
関西テレビ放送、株式会社ラジオ関西
企画協力:アートシステム
監修:松井英男氏(礫川浮世絵美術館館長)
【主な展示品】
・鈴木春信 「座敷八景 時計の晩鐘」明和3(1766)年
・喜多川歌麿 「当時三美人」寛政5(1793)年
・東洲斎写楽 「二世坂東三津五郎の石井源蔵」 寛政6(1794)年
・葛飾北斎 「富嶽三十六景 凱風快晴」 文政12(1829)年
・葛飾北斎 「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 文政12(1829)年
・歌川広重 「東海道五十三次之内 蒲原 夜之雪」 天保5(1834)年頃
・歌川広重 「東海道五十三次之内 庄野 白雨」 天保6(1835)年頃
・歌川国芳 「東都名所 大森」 天保2(1831)年
など総展示数約120点
一部展示替
【関連事業】
(1)オープニング記念展示解説会
日時:3月20日(水・振替休日)10:30~
講師:松井英男氏(礫川浮世絵美術館館長)
会場:ホール及び展示室
参加費:無料(要観覧券)
(2)講座 「青の文化史―日本美術にみられる古代の青から浮世絵の青まで」
日時:4月20日(土)14:00~
講師:当館学芸員
会場:講義室
参加費:無料(要観覧券)
※申込不要
(3)ワークショップ
「多種多彩な「青」で描く-喪失と再生の色ブルーに癒されませんか?」
日時:3月31日(日)13:00~
講師:井上よう子氏(画家・大手前大学、成安造形大学非常勤講師)
会場:体験学習室
参加費:無料
定員:30名
内容:ポストカードに、ブルーの陰影で静物を描き、あるいは抽象的に色の配置やにじみ、ぼかしを表現します。
※要事前申込
申込方法:美術博物館へお電話ください。 TEL:0797-38-5432
申込締切日:3月15日(金) ※定員に達し次第締切。
(4)学芸員によるギャラリートーク
日時:3月23日(土)、4月6日(土)、4月27日(土) 14:00~
会場:展示室
参加費:無料(要観覧券)
【同時開催】
「片岡家所蔵浮世絵―珠玉のコレクション 風景のなかの『青』」展
第30回芦屋市造形教育展
■芦屋市造形教育展ポスター(164KB)(←詳細はこちらをクリック)
休館日:2月25日(月)
概要:幼稚園・小学校・中学校の作品約1000点を展示いたします。
開館時間:午前10時―午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料:無料
主催:芦屋市教育委員会/芦屋市造形教育研究会
問い合わせ:芦屋市教育委員会学校教育課 Tel 0797-38-2087 (月~金のみ)
※歴史資料展示室では「昔の暮らし 飲む・食べる―昔の人の食文化―」展を同時開催
「The Collection 具体躍進」展
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)
開催趣旨:1954年に芦屋で誕生した具体美術協会。「具体」の名で、解散後40年以上を経た現在でも国内外から高い注目を集めています。
具体を語る際、必ずと言ってよい程引用される言葉があります。それは、「人の真似をするな」「誰もやっていないことをやれ」というものです。シンプルでありながらも厳格なこの言葉は、自身も前衛作家として活躍した具体のリーダー、吉原治良によるものです。18年間にわたって活動した具体では常にこの精神が根幹に据えられ、新しく、独創性あふれる造形表現が探求されました。
1957年のフランス人美術評論家、ミシェル・タピエの来日を契機として、その活動の場は海外へと拡がりをみせます。こうした環境の変化、新メンバーの加入などを経験し、新たな局面をむかえた具体。昨年度の具体誕生展に引き続く本展では、世界へと羽ばたきはじめた具体中期の活動をご紹介いたします。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般300(240)円、大高生200(160)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は当日料金の半額になります。
主催:芦屋市立美術博物館
【関連イベント】
(1)ギャラリー・トーク
日時:1月12日(土)14:00~
講師:当館学芸員
会場:第1展示室
参加費:無料(要観覧券)
(2)講演会「つみとられた果実-その真相に迫る」
日時:1月13日(日)14:00~
講師:山本淳夫(横尾忠則現代美術館学芸課長)
会場:講義室
参加費:無料(要観覧券)
【同時開催】
「The Collection 芦屋の画塾芦屋のアトリエ」展(1月5日(土)-2月17日(日))
「昔の暮らし飲む・食べる―昔の人の食文化―」展(1月5日(土)-3月3日(日))
「The Collection 芦屋の画塾 芦屋のアトリエ」展
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)
開催趣旨:この度、芦屋市立美術博物館では「Thecollection芦屋の画塾芦屋のアトリエ」を開催します。
芦屋は、鉄道の開通とともに明治時代末頃から住宅地として発展しました。大正時代初めには阪神間を代表する健康地として知られるようになり、別荘や住居が建てられるようになりました。大正以降、芦屋の地にたくさんの画家たちが居を構えるようになり、そこにアトリエや研究所を開設し、自らの感性や技術を成熟・発展させていくとともに後進の指導にあたりました。
小出楢重は、大正15(1926)年に大阪から芦屋へ移住、翌年建築家笹川愼一が設計したアトリエを新築します。松井正や山崎隆夫、仲田好江といった画家たちが集まったほか、昭和3(1928)年頃からしばらくの間、絵の「稽古」が行われていました。吉原治良は大正14(1925)年頃に大阪から芦屋へ転居、昭和14(1939)年に自宅の敷地内にアトリエを新築しました。そこには井上覺造や山本敬輔ら九室会のメンバーたちが集まりました。昭和23(1948)年頃から若い美術家たちが集まるようになり昭和29(1954)年に「具体美術協会」が結成されます。ハナヤ勘兵衛は、昭和4(1929)年に写真材料店を芦屋に開店、昭和7(1932)年に新築した山小屋風の店舗は芦屋カメラクラブや学生写真連盟などの会合や懇談会、講習会の場として使われました。その他、中山岩太が芦屋で開いた写真スタジオでは芦屋カメラクラブの撮影会が行われたほか、伊藤継郎がアトリエで研究会やデッサン会、子ども画塾を開いています。また、赤松麟作、櫻井忠剛らによる「阪神婦人洋画研究所」、吉田喜蔵の「アシヤ洋画研究所」、藤井二郎、山本敬輔の「芦屋美術文化研究所」など、芦屋では多くの画家たちが研究所を開設しました。
本展では、当館の所蔵作品や資料から、芦屋で開設された画塾やアトリエでの活動を辿り、当時の彼らの交流をみながら美術の動向を探ります。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般300(240)円、大高生200(160)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は当日料金の半額になります。
主催:芦屋市立美術博物館
【主な展示作品】
・小出楢重 ≪横たわる裸女A≫ 1928(昭和3)年油彩・布
・山崎隆夫 ≪人形≫ 1929(昭和4)年頃油彩・布
・吉原治良 ≪白と黒の円≫ 1968(昭和43)年アクリル・布
・上山二郎 ≪籠の果物≫ 1922(大正11)年油彩・布
・ハナヤ勘兵衛 ≪シルクハット≫ 1937(昭和12)年ゼラチンシルバー・プリント
・松原重三 ≪無題≫ 制作年不詳ゼラチンシルバー・プリント
・伊藤継郎 ≪ピエロ≫ 1932(昭和7)年頃油彩・布
・小磯良平 ≪二人≫ 1955(昭和30)年リトグラフ・紙
など約45点
【関連イベント】
(1)美博アトリエ・ワークショップ「あじのひらき」
日時:1月19日(土)13:30-15:30
講師:倉科勇三(園田学園女子大学短期大学部幼児教育学科准教授)
会場:体験学習室
対象:高校生以上20名
参加費:無料(要観覧券) ※要事前申込
要事前申込:電話にてお申し込みください(TEL:0797-38-5432)。
申込締切日1月14日(月・祝) ※定員に達し次第締切。
(2)講演会「芦屋のモダニズム」
日時:1月26日(土)14:00-15:30
講師:山野英嗣(京都国立近代美術館学芸課長)
会場:講義室(定員60名)
参加費:無料(要観覧券)
(3)学芸員によるギャラリートーク
日時:2月9日(土)14:00-
会場:第2展示室
参加費:無料(要観覧券)
【同時開催】
「The Collection 具体躍進」展(1月5日(土)-2月17日(日))
「昔の暮らし飲む・食べる―昔の人の食文化―」展(1月5日(土)-3月3日(日))
「昔の暮らし 飲む・食べる―昔の人の食文化―」展
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)
2月18日(月)から22日(金)は展示替えにつき休館。
開催趣旨:人々が生活をする上で昔から変わらず行われていること、それは食事です。芦屋では国の史跡にされている会下山遺跡の出土品から、弥生時代に米作りが行われていたことがわかります。他にも食物を盛っていた器や、漁具など興味深い品々が発見されています。古代の人々の食生活に欠かせなかった道具が、今のものとどのように異なるかをご覧いただきます。
さらに、古代だけでなく、江戸時代や明治、大正、昭和という一昔前の時代の人々の食生活に欠かせない様々な食器などから、家族がちゃぶ台を囲み、一家団らんの時間を過ごしていた風景を懐かしんでいただきます。あわせて、今より道具が発達していなかった江戸時代の農耕具などにみられる人々の工夫にもご注目ください。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般300(240)円、大高生200(160)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は当日料金の半額になります。
主催:芦屋市立美術博物館
【主な展示作品】
・高坏 八十塚古墳出土 古墳時代
・枡 大正
・小皿 昭和
・蛸壷 冠遺跡出土 平安時代
・土器(破片) 会下山遺跡出土 弥生時代
・漁具 会下山遺跡出土 弥生時代
・唐箕 江戸時代
・一斗枡 江戸時代
・桶 江戸時代
など総展示数約100点 ※全て当館蔵
【関連イベント】
(1)古文書講座「文書の形式とかな文字入門編part.1」
日時:1月20日(日)14:00-(1時間半程度)
会場:講義室
参加費:無料(要観覧券)
講師:当館学芸員
※要事前申込
■申込方法
美術博物館へお電話ください。TEL:0797-38-5432
申込締切日:1月16日(水) ※応募者多数の場合、定員に達し次第、締切。
定員:20名
(2)古文書講座「かな文字入門編part.2」
日時:2月10日(日)14:00-(1時間半程度)
会場:講義室
参加費:無料(要観覧券)
講師:当館学芸員
※要事前申込
■申込方法
美術博物館へお電話ください。TEL:0797-38-5432
申込締切日:2月6日(水) ※応募者多数の場合、定員に達し次第、締切。
定員:20名
(3)見学会「芦屋神社と豆まき大会」
日時:2月3日(日)15:00-(2時間程度)
会場:芦屋神社
参加費:無料
※要事前申込
■申込方法
往復はがきにご希望のイベント、住所、氏名、年齢、連絡先をご記入の上、芦屋市立美術博物館(〒659-0052 芦屋市伊勢町12-25)までお送りください。なお応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
申込締切日:1月20日(日)
定員:30名
(4)学芸員によるギャラリートーク
日時:2月16日(土)、2月23日(土)14:00-(1時間程度)
会場:歴史資料展示室
参加費:無料(要観覧券)
【同時開催】
「The Collection 具体躍進」展(1月5日(土)-2月17日(日))
「The Collection 芦屋の画塾芦屋のアトリエ」展(1月5日(土)-2月17日(日))
「第30回芦屋市造形教育展」(2月23日(土)-3月3日(日))
「芦屋巡礼の路―信仰のかたち―」展
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)
開催趣旨:私たちが何気なくお祭りに出かけ、初詣やお寺にお参りをするように、神様や仏様に対する信仰のかたちは様々にあります。芦屋ではどのような信仰のかたちが存在するのか、それを本展でご紹介します。
奈良時代の菟原郡(現在の芦屋)に寺院が存在したことは、近年の考古学の発掘成果によって明らかにされています。現在、芦屋廃寺と呼ばれているその寺院跡からは多くの瓦や土器が出土しており、寺院として正確に機能していたことが知られています。
とくに、奈良で東大寺が造営されていた八世紀の中ごろに行われた大法要、万燈会と同じものが芦屋で行われていたことを示す土師器は、古代の芦屋の歴史を知る上で非常に重要な位置にあります。
この芦屋廃寺を中心に、芦屋に存在する寺院や神社についてご紹介し、現在まで続く地蔵盆や祭りなど、芦屋の人々の宗教に対する信仰の歴史に触れていただければ幸いです。
芦屋写真展
休館日:月曜日(ただし10月8日は開館、翌9日は閉館)
開催趣旨:昭和の始め、芦屋ではニューヨークとパリで9年間にわたり写真家として活躍し帰国した中山岩太や、上海帰りのハナヤ勘兵衛等により「芦屋カメラクラブ」が創設されました。「總ての作家に 敬意を拂ふ 然し我々は 新しき美の創作 新しき美の發見 を目的とす」と宣言し、新たな写真表現を追求していったこの動きは、新興写真運動が興る一端となりました。これを背景に芦屋の地では写真を愛する人々が集い、写真家人口が増え続けています。
この度、「芦屋写真展」と題して、芦屋市内のカメラクラブを中心に発足された芦屋写真協会に所属する会員とともに、関西学院大学、甲南女子大学、甲南大学、神戸大学の写真部や宝塚大学造形芸術学部の学生の作品、約300点を一堂に展示します。本展が新たな作品発表の場となり、芸術写真の技術向上や交流の場として更なる絆の広がりになるようにと願っております。
同時開催として、当館所蔵作品の中から「芦屋カメラクラブ」のメンバーであった、ハナヤ勘兵衛、紅谷吉之助、高麗清治、松原重三の作品をご紹介します。