第35回 芦屋市造形教育展
開催趣旨:芦屋市内の幼稚園、小学校、中学校の子どもたちの作品を全館にわたり展示します。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:2月19日(月)
観覧料:無料
主催:芦屋市教育委員会、芦屋市造形教育研究会
問い合わせ:芦屋市教育委員会学校教育課(TEL:38-2087/平日執務時間内)
※歴史資料展示室では「昔のくらし―昭和のころの衣・食・住」展を同時開催
小杉武久 音楽のピクニック
開催趣旨:小杉武久(1938〜)は作曲家/演奏家として、約60年にわたる活動を行ってきました。しかし、その活動は当初よりヨーロッパの伝統音楽の継承ではなく、つねに既成の「音楽」という概念を拡張しようとするものでした。小杉は大学在学中の1960年に、演奏家たちの自主性に基づいた即興演奏をする「グループ・音楽」を学友たちと結成します。60年代には反芸術集団「ネオ・ダダ」や「ハイレッド・センター」のメンバーなどと協同する一方、ニューヨークを拠点とした芸術家集団「フルクサス」とも関わりつつ、「音」を超えた音楽のありかたを追求していきました。1969年には現代音楽、ロックなどのジャンルを超えた「タージ・マハル旅行団」を7人で結成し、海岸、コンサート・ホール、ロック・フェスティバルなどのさまざまな場所で演奏を行い、国際的な活動も展開することとなりました。さらに1977年からは、ジョン・ケージが音楽監督を務めたニューヨークの「マース・カニングハム舞踊団」の専属音楽家として、さらに、個人としても世界各地で活躍しています。
70年代末からの小杉は、音を基点としたオブジェやインスタレーション作品なども制作し、美術館やギャラリーを舞台に精力的な発表を続けてきました。当館でも1996年に小杉の個展を開催し、広範囲に及ぶ彼の活動の一端をご紹介しています。しかし、これまでジャンルを越境しながらグローバルに活動する小杉の全貌に迫ることは困難でした。本展では50年代から現在までの300点を超える貴重なアーカイブ資料(記録写真/チラシ/ポスター/プログラムなど)の展示と、これまでに発表されてきたオーディオ・ビジュアル作品の大規模な展示によって、小杉の活動を俯瞰的に捉えることを目指しています。それは決して難解なものではなく、世界的に高い評価を受けてきた小杉の音楽による「ピクニック」とでも形容すべき、きわめて軽やかな「音」による芸術であるといえるでしょう。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場:芦屋市立美術博物館 第1、2展示室、エントランスホール
休館日:月曜日(ただし1/8・2/12は開館、1/9は休館)、年末年始(12/28-1/4)
観覧料:一般800(640)円、大高生500(400)円、中学生以下無料
○フリーパス:一般:1,200円/大高生:800円
*ご本人様に限り、会期中何度でも展覧会をご覧いただけるお得なパスポートです。
()内は20名以上の団体料金
高齢者(65歳以上)及び身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳所有の方
ならびにその介護の方は各当日料金の半額
※同時開催「昔のくらし」展の観覧料も含む
※観覧無料の日:2017年12月24日(日)、2018年1月8日(月・祝)
主催:芦屋市立美術博物館
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、FM802
協力:株式会社ゴードー
企画協力:岡本隆子(HEAR sound art library)、川崎弘二、藤本由紀夫
■関連イベント
1.トークショー
高橋悠治(作曲家・ピアニスト) 聞き手:川崎弘二(電子音楽研究)
日時=2017年12月23日(土・祝) 14:00~ *約1時間を予定
会場=講義室
定員=80名
参加費=無料(ただし要観覧券)
*要事前申込(締切12月7日(木))
2.対談
小杉武久(音楽家)×藤本由紀夫(アーティスト)
日時=2018年1月13日(土) 14:00~ *約1時間を予定
会場=講義室
定員=80名
参加費=無料(ただし要観覧券)
*要事前申込(締切12月25日(月))
3.上映会
日時=2018年1月27日(土) プログラム1「小杉武久 演奏記録」
1月28日(日) プログラム2「現代美術とのかかわり」
2月10日(土) プログラム3「PR映画・記録映画・科学映画」
2月11日(日) プログラム4「マース・カニングハム舞踊団」
いずれも13:30より(開場13:00~)
会場=講義室
定員=80名
参加費=無料(ただし要観覧券)
*申込み不要、直接会場へお越しください。
*上映予定作品はこちら⇒【最新】上映会
4.ギャラリー・トーク
日時=2017年12月16日(土)、2018年2月3日(土) いずれも14:00~ *約1時間を予定
会場=展示室
参加費=無料(ただし要観覧券)
*申込み不要、直接会場へお越しください。
■資料、作品
1 |グループ・音楽 「即興音楽と音響オブジェのコンサート」 チラシ (1961年)
2 |マース・カニングハム舞踊団 神戸公演 リハーサル風景 (1964年)
3 |《マノ・ダルマ,エレクトロニック(キャッチ・ウェーブ)》 ドローイング (1967年)
4 |《キャッチ・ウェーブ ’68》 舞台風景 (1968年)
5 |タージ・マハル旅行団 ピット・イン,ニュー・ジャズ・ホール (1970年) 山崎博 撮影
6 |タージ・マハル旅行団 (1971年)
7 |タージ・マハル旅行団 「Free Rock in Ueno」 (1970年) 武重隆夫 撮影
8 |デイヴィッド・テュードア《レインフォレストⅣ》 演奏風景 (2003年)
9 |横浜トリエンナーレ 演奏風景 (2008年)
10|《マノ・ダルマ,エレクトロニック》 (1967/2015年)
11|《ライト・ミュージックⅡ》 (2015年)
■作家略歴
小杉武久
1938年東京生まれ。東京芸術大学音楽学部楽理科卒。
1960年「グループ・音楽」という日本で最初の集団即興演奏のためのグループを共同結成。60年代初めには、イヴェント作品が「フルクサス」によって欧米に紹介され、彼らによって演奏される。1965-67年ニューヨークに滞在し、ミクスト・メディアによる作品の制作と共に、ナムジュン・パイクらフルクサスのメンバーと演奏を行う。また、1965年/66年/67年の「ニューヨーク・アヴァンギャルド・フェスティヴァル」に参加。1969年よりミクスト・メディアによる集団即興演奏を行う「タージ・マハル旅行団」のメンバーとして活動。1971年には、ストックホルムの現代美術館で開催された「ユートピア&ヴィジョンズ 1871-1981」展に参加し、会期中複数回の演奏を行う。その後、1971年から72年にかけて、ヨーロッパ各地でコンサートを開催すると共に、ヨーロッパから中近東を経て、インドのタージ・マハルへ至る「トラベリング・イヴェント」を遂行した。
この間、1970年に大阪で開催された「日本万国博覧会」の委嘱により、「お祭り広場」のための音楽3作品を作曲した。
1977年、「マース・カニングハム舞踊団」に専属作曲家/演奏家として参加、ジョン・ケージ、デイヴィッド・テュードアらと活動を共にし、1995年から2011年12月のニューヨークでの最終コンサートまでの間、同舞踊団の音楽監督を務めた。
個人としても、様々なフェスティヴァルでの演奏やコンサートを開催すると共に、サウンド・インスタレーション作品を世界各地のギャラリーや美術館で発表している。
近年では、2015年に個展(アイコン・ギャラリー、イギリス、バーミンガム)、同年、2日間の自作コンサート(ホイットニー美術館、ニューヨーク)、2016年には「あいちトリエンナーレ 2016」(名古屋)の国際展とパフォーミング・アーツの両部門に参加した。
彼は1966年と1977年に「ロックフェラー三世基金」、1981年「DAAD」(ベルリン)、1994年にはファウンデーション・フォー・コンテンポラリー・アーツから「ジョン・ケージ・アワード・フォー・ミュージック」を受賞している。
※プレスリリースはこちら⇒<【最新】プレスリリース
昔のくらし
開催趣旨:本展では、昔のくらしを「衣」、「食」、「住」の3つに分けて、昔のくらしに役立っていた様々な資料を紹介します。
「衣」では、装飾性の高い婚礼衣装や、乳児用の頭巾、家庭での裁縫に欠かせなかったアイロンや足踏みミシンなどを展示します。
「食」では、電気やガスがまだ普及していなかった時代に使われた炊飯のための釜、氷を入れて冷やす木製の冷蔵庫などを、現代のものと比較しながらご覧いただきます。
「住」は、住まいの中で使われた道具として、ラジオや暖房器具であるこたつ、湯たんぽなどを展示します。また、衣・食・住のそれぞれに、芦屋で実際に使われ、大切に残されてきた身近な資料も展示します。
現在では、電気やガスの力によって、大変便利なくらしを送ることができますが、昭和のはじめころには、電気やガスを使わず、人の力や機械の力でくらしていました。
昔の人が大事に使っていた資料を通して、道具やくらしが変わってきたのは、人々のどんな知恵や願いが込められていたのかを考えます。今のくらしができるようになった道具の進化や、人々の工夫に注目してください。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(ただし1/8・2/12は開館、1/9は休館)、年末年始(12/28-1/4)、展示替え期間(2/13-2/16)
観覧料:同時開催の展覧会に準じます。
主催:芦屋市立美術博物館
生誕220年 広重展-雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく-
開催趣旨:浮世絵師歌川広重(1797~1858)は、東海道五拾三次など、なつかしく親しみやすい風景版画作品で人々に親しまれています。本展は、2017年に広重の生誕220年を迎えるにあたり、広重の風景版画がなぜ昔も今も人々に愛され続けるのか、あらためてその魅力を探る機会として企画いたしました。
出品作は雪の蒲原や雨の庄野でおなじみの保永堂版東海道五拾三次之内(全揃)はもちろんのこと、20以上もある広重の東海道絵から代表的な作品のほか、江戸名所絵、全国各地の名所絵など、広重の主要な風景版画作品からなります。
そうした広重の風景版画で人の心に強く残るのは、名所や名物を描いている作品ではなく、むしろ「雨」や「雪」あるいは「夜」などがサブテーマとなっている作品ではないでしょうか。「雨の画家」ともいわれる広重は、これら以外にも「月」、「夜」、「霧」などがキーワードとなった作品で印象的なものが多くあります。そうして描き出された情景の中に、登場人物の感情や気持ちが込められています。だからこそ見る人々の心に響くのではないでしょうか。
広重作品は、こうした絶妙な環境描写に加え、しばしば登場する後ろ姿の人物や笠で顔を隠した人物描写も魅力を放っています。こうした広重一流のセンスに加え、構図や色使いなど、それを支える広重独特の造形上の工夫も効果的に用いられています。
広重の風景画にみられるさまざまな仕掛けに注目しつつ、心やすらぐ広重の風景版画の世界をお楽しみいただく機会となれば幸いです。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場:芦屋市立美術博物館 第1、2展示室、ホール
休館日:月曜日※10/9は開館、10/10(火)は休館
観覧料:一般1,000円(800円)、大高生700円(560円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額
※観覧無料の日:11月18日(土)、19日(日)関西文化の日のため
主催:芦屋市立美術博物館
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、ラジオ関西
協力:神戸市立博物館
■関連イベント
1 オープニングイベント 講演会「広重か北斎か-広重の逆襲-」
日時:10月7日(土) 11:00~12:30
場所:芦屋市立美術博物館 講義室
講師:神谷 浩氏(名古屋市博物館副館長)
定員:70名
聴講無料(ただし要展覧会チケット)、事前申込不要
2.ワークショップ 「浮世絵・摺り体験講座」
日時:10月29日(日) 14:00~16:00 (予定)
場所:芦屋市立美術博物館 講義室、体験学習室
講師:藍原好浩氏(神戸市立博物館学芸課指導主事)
山中馨氏(神戸市立博物館学芸課指導主事)
対象:小学3年生~小学6年生
定員:20名(応募多数の場合は抽選)
参加費:300円(材料費等)
※要事前申込み(電話による申込(住所、氏名、学年、電話番号)) 10月21日(土)17:00締切
3.ホールコンサート 「津軽の風」
日時:10月22日(日) 14:00~15:30 (予定)
場所:芦屋市立美術博物館 1階ホール
出演:津軽三味線:高橋竹仙氏 唄:丸山佳美氏
定員:80名
鑑賞無料(ただし要展覧会チケット)、事前申込不要
4 レクチャー&ギャラリートーク
※展示作品について解説を行った後、展示室においてギャラリートークを行う。
日時:10月21日(土)、11月5日(日)、11月18日(土) 14:00~15:30
会場:芦屋市立美術博物館 講義室、展示室
参加費:無料(ただし要展覧会チケット。11/18(土)は関西文化の日のため観覧無料)
■作品
1.保永堂版東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景
2.保永堂版東海道五拾三次之内 沼津 黄昏図
3.保永堂版東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪
4.保永堂版東海道五拾三次之内 御油 旅人留女
5.保永堂版東海道五拾三次之内 庄野 白雨
6.京都名所之内 嶋原出口之柳
7.名所江戸百景 隅田川 水神の杜真崎
8.伊勢名所 二見か浦の図
■主な展示品
・保永堂版東海道五拾三次之内(全揃)
・行書版東海道
・隷書版東海道
・狂歌入東海道
・人物東海道
・五拾三次名所図会(堅絵東海道)
・双筆五拾三次
・東海道五拾三對
・有田屋版東海道
・東海道張交図会
・美人東海道(東海道五十三圖會)
・木曾街道六十九次
・江戸名所絵
など総展示数約150点
「交差するアーティストたち-戦後の関西」展
開催趣旨:自由な表現、創作活動に制限のあった第二次世界大戦期を経たアーティストたちは、終戦の1945年以降、抑圧への反動を大きな力として様々な活動を進めていきました。新たなグループの結成、戦前に活動した団体の再興、今までにない表現の希求など、徐々に美術の動向は活発化します。それらの動きは、彼らが互いに強い影響を与え合って生まれたものと考えられます。本展ではコレクション作品のなかより、阪神間といわれる神戸から大阪を範囲とする地域ゆかりの長谷川三郎、吉原治良、津高和一を柱にして、アーティストたちの活動や交流を紹介します。
休 館 日:月曜日(ただし、7/17・9/18(月・祝)は開館、7/18(火)は休館)
開館時間:午前10時-午後5時(入館は閉館の30分前まで)
観覧料:一般500(400)円、大高生300(240)円、中学生以下無料
括弧内は20名以上の団体料金。高齢者(65歳以上)及び身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳所有の方ならびにその介護の方は各当日料金の半額
※同時開催「芦屋の歴史と文化財」展の観覧料も含む
※観覧無料の日:7月29日(土)、8月15日(火)、9月3日(日)
主催:芦屋市立美術博物館
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、FM802
■関連イベント
1 講演会「関西の前衛 1930年代〜60年代」
日時:7月30日(日)14時~(1時間半程度)
講師:河﨑 晃一氏(甲南女子大学教授)
定員:60名
会場:講義室
参加費:無料(ただし要展覧会チケット)
2 子供のためのワークショップ
日時:8月12日(土)14時~(1時間半程度)
講師:堀尾 貞治氏(美術家、元「具体美術協会」会員)
対象:3歳~8歳(小学2年生まで)*要保護者同伴
定員:50名※先着順
会場:体験学習室、前庭など
参加費:無料
*申込みは不要ですので、当日13時30分より講義室へお集まりください。
3 担当学芸員によるギャラリートーク
日時:8月5日(土)、9月2日(土)各日とも14時~(1時間程度)
参加費:無料(ただし要展覧会チケット)
■作品
絵画80点、立体5点(予定) ※全て芦屋市立美術博物館所蔵作品で構成
1|長谷川三郎 《赤の静物》 1934年 油彩、カンヴァス
2|吉原治良 《夜、鳥、猟人》 1951年 油彩、カンヴァス
3|津高和一 《風化》 1956年 油彩、カンヴァス
4|植木茂 《トルソ》 1978年頃 木
5|上山二郎 《静物(吸取紙)》 1923年 油彩、カンヴァス
6|瑛九 《夜の子供たち(瑛九フォトデッサン集『真昼の夢』③)》 1951年 ゼラチンシルバー・プリント
芦屋の歴史と文化財 [平成29年度第2期]
開催趣旨:芦屋の地に人が生活し始めるのは、約2万年前の後期旧石器時代と考えられていますが、それから長い年月、この地に生きる人々は自然に恵まれた豊かな環境の中で生活を続け、歴史を刻み、数多くの文化財を生み出してきました。本展では、それぞれの時代の主要な資料により、芦屋の歴史をご紹介いたします。また、同時開催中の展覧会「生誕220年 広重展―雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく―」と関連し、当館に寄託されている片岡家所蔵の浮世絵の中から、歌川国貞(三代目歌川豊国)の作品を併せてご覧いただきます。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日 ※10/9(月・祝)は開館、10/10(火)は休館
観覧料:同時開催「生誕220年 広重展-雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく-」に準じます。
主催:芦屋市立美術博物館
第64回芦屋市展
休館日:月曜日
開催趣旨:「何人も随意に応募することが出来ます」という自由さが特色の公募展として1948年に第1回展が開催されて以来、本展は今年で64回目となりました。本年も多くの方々に親しみをもっていただける公募展をめざします。前回に引き続き、会期中に来場者の投票で選ぶ賞も設けます。
開館時間:午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)
*最終日は午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
観覧料:無料(同時開催「芦屋の歴史と文化財」展もご覧いただけます。)
主催:芦屋市、芦屋市教育委員会、芦屋市立美術博物館
応募の詳細は、第64回芦屋市展についてをご覧ください。
*募集要項の郵送をご希望の方は、送り先を記入した82円切手貼付(1部希望の場合)の封筒を同封し、以下の住所までお送り下さい。2部以上ご希望の場合は、送料が異なりますのでお問い合わせください。
【送付先】
〒659-0052 芦屋市伊勢町12-25 芦屋市立美術博物館「芦屋市展」係
*封筒表に「芦屋市展募集要項送付希望」と朱書きしてください。
春ひらく―芦屋のたからもの ~今に伝わる神社、寺院の宝物~
プレスリリースはこちら→芦屋のたからもの展プレスリリース(PDFサイズ729KB)
開催趣旨:古代から交通、文化の要衝として栄えた芦屋には、今も人々の崇拝を集める神社、寺院がありますが、それぞれの寺社には、歴史ある「たからもの」が大切に守り継がれてきています。
これらの今に伝わる「たからもの」のうち、このたび当館に寄託された打出天神社の地車(だんじり)の水引幕、当館収蔵の岩園天神社の絵馬をはじめ、平成27年に修復を終えた芦屋神社の鳳輦(ほうれん)、今回初公開となる、伝猿丸太夫木像など、神社に伝わる「たからもの」をご覧いただきます。
また、芦屋には中世に仏教の普及に努めた徳本上人の足跡が残されており、市内各地区には寺院が多く存在します。遺跡として伝わる芦屋廃寺は、瓦や須恵器を現代に遺すのみで謎に満ちていますが、遺物を通して、古代の寺の姿を彷彿とさせます。
さらに、親王寺の寺宝、流水文銅鐸、三角縁波文帯三神二獣鏡は、およそ四半世紀ぶりに公開されます。
芦屋に伝わる「たからもの」を通して、いにしえのロマンに想いをはせ、芦屋の伝統に触れていただくことで、このまちの魅力を改めて感じ、「たからもの」を、後世に守り伝えていく機会となれば幸いです。
休 館 日:月曜日
開館時間:10:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料:一般600円(480円)、大高生400円(320円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※ 高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額
※「芦屋睦の宮詣で」(芦屋市内6神社のスタンプラリー)で全てのスタンプを集め、台紙をお持ちいただいた方は団体料金となります。
※ 観覧無料の日(5月7日(日)、20日(土)、21日(日))
主催:芦屋市立美術博物館
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、ラジオ関西
協力/芦屋神社、芦屋市神職会、芦屋市神社総代会、岩園天神社、打出天神社、打出総代会地車保存会、公益財団法人 芦屋仏教会館、親王寺
■主な展示品
1.三角縁波文帯三神二獣鏡(親王寺蔵)
<芦屋市指定文化財>
宝永年間(1704-1710)
阿保親王塚出土
2.伝猿丸太夫木像
(芦屋神社蔵)
江戸時代
3.岩園天神社絵馬 牛若丸鞍馬山修行之図
(芦屋市立美術博物館蔵)
明治12(1879)年
4.打出天神社地車水引幕(部分)(芦屋市立美術博物館寄託)
昭和9(1934)年
5.鳳輦(芦屋神社蔵)
昭和5(1930)年
6.燭台(芦屋仏教会館蔵)
昭和時代
7.流水文銅鐸(親王寺蔵)
<芦屋市指定文化財>
宝永3(1706)年堂ノ上出土
・八稜鏡(芦屋神社蔵) 昭和9(1934)年
・扁額(芦屋神社蔵) 天保4(1833)年ほか
・獅子・狛犬像(芦屋神社蔵) 昭和時代
・石製銙帯(親王寺蔵)<芦屋市指定文化財> 宝永年間(1704-1710)四ツ塚出土
・伊勢物語絵巻 江戸時代
・伊勢物語画帖 江戸時代
・徳本上人像 江戸時代
・燭台(芦屋仏教会館蔵) 昭和時代
・芦屋仏教会館設計図面 昭和2(1927)年頃
・芦屋廃寺出土軒平瓦 奈良時代
※表記のないものは当館蔵
など総展示数約80点
■関連イベント
1 オープニングイベント
講演会「芦屋睦の宮詣で―芦屋の神社をたずねて」
日時 4月1日(土) 14:00~15:00
場所 芦屋市立美術博物館 講義室
定員 60名
講師 山西康司氏(芦屋神社、打出天神社宮司)
聴講無料(ただし要展覧会チケット)、事前申込不要
2 ウォークイベント―桜の芦屋あるき―
日時 4月2日(日) 13:00~16:00
内容 打出天神社、親王寺、津知日吉神社等市内寺社を巡ります。
その後、芦屋川沿いの桜並木を通り、当館にて展覧会を鑑賞いただきます。
定員 20名(応募多数の場合は抽選)
参加費 200円(保険代含む。要別途展覧会チケット)
※要事前申込み(往復はがきによる申込(住所、氏名、年齢、電話番号、「芦屋あるき参加希望」
と明記)※3月21日(火)必着。応募者多数の場合は抽選。
※小雨決行
3 ホールコンサート「マリンバで彩る伝統の響き」
日時 4月16日(日)14:00~15:30
場所 芦屋市立美術博物館 1階ホール
出演 八重崎 渚氏 川内まり子氏 山口彩菜氏
定員 100名
鑑賞無料(ただし要展覧会チケット)、事前申込不要
4 講演会
①「親王寺の歴史と宝物 ―山口県萩市へ 毛利家文書を求めて―」/阪口忠之氏(親王寺役員)
②「タマムシと仏教 ―美術と博物の融合―」/花木宏修氏(親王寺住職)
日時 5月6日(土) 14:00~15:00
場所 芦屋市立美術博物館 講義室
定員 60名
聴講無料(ただし要展覧会チケット)、事前申込不要
5 芦屋講談「芦屋の昔話を語る」※講談と寸劇
日時 5月7日(日)14:00~15:30
場所 芦屋市立美術博物館 講義室
出演 旭堂南陵氏 他一門
定員 60名
聴講無料(観覧無料の日:展覧会チケット不要)、事前申込不要
6 ギャラリートーク
日時 4月15日(土)、4月30日(日)、5月14日(日)14:00~15:00
会場 展示室
参加費:無料(ただし要展覧会チケット)
第34回芦屋市造形教育展
休館日:2月20日(月)
開催趣旨:市内の幼稚園・小学校・中学校生徒の作品を全館にわたり展示します。
開館時間:午前10時―午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料:無料
主催:芦屋市教育委員会/芦屋市造形教育研究会
問い合わせ:芦屋市教育委員会学校教育課 Tel 0797-38-2087 (平日執務時間内)
※歴史資料展示室では「昔のくらし―昭和のころの衣・食・住」展を同時開催
昔のくらし
※年末年始2016年12月28日~2017年1月4日、展示替え期間2017年2月13日~2017年2月17日は休館
展示要旨:本展では、昔のくらしを「衣」、「食」、「住」の3つに分けて、昔のくらしに役立っていた様々な資料を紹介します。
「衣」では、装飾性の高い婚礼衣装や、乳児用の頭巾、家庭での裁縫に欠かせなかったアイロンや足踏みミシンなどを展示します。
「食」では、電気やガスがまだ普及していなかった時代に使われた炊飯のための釜、氷を入れて冷やす木製の冷蔵庫などを、現代のものと比較しながらご覧いただきます。
「住」は、住まいの中で使われた道具として、暖房器具であるこたつ、湯たんぽなどを展示します。
また、衣・食・住のそれぞれに、芦屋で実際に使われ、大切に残されてきた身近な資料も展示します。
現在では、電気やガスの力によって、大変便利なくらしを送ることができますが、昭和時代のころには、電気やガスを使わず、人の力や機械の力でくらしていました。
昔の人が大事に使っていた資料を通して、道具やくらしが変わってきたのは、人々のどんな知恵や願いが込められていたのかを考えます。今のくらしができるようになった道具の進化や、人々の工夫に注目してください。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館、年末年始2016年12月28日(水)~2017年1月4日(水)、展示替え期間2017年2月13日(月)~2017年2月17日(金)は休館
観覧料:同時開催の展覧会に準じます。
主催:芦屋市立美術博物館