展覧会これまで

  • 北原照久コレクション展 -おもちゃ!広告!驚きと感動と心温まる物語‐

    • 開催日:2022年4月16日 ~2022年6月19日

     
    展示リストはこちら
     

    懐かしくて、誰もが心なごむ、北原照久珠玉の大コレクションが芦屋に集結します!

     

    「ブリキのおもちゃ」のコレクターとして著名な北原照久によって、長年にわたり収集したコレクションの中から、「おもちゃ」と「広告」のお宝が芦屋市立美術博物館にやってきます。戦前戦後の貴重なおもちゃをはじめ、北原のコレクションの中で最も多い割合を占めるあらゆるジャンルの「広告」コレクションなど、約1,000点を展示します。北原が「コレクションされたお宝には何百回、何万回と感動があり、様々な方との出会いがあり、本当にコレクションをしていて良かったなと思います。」と語るように、コレクションに出会うことで、「驚き」や「感動」を、是非体感してください。

     

    ≪見どころ≫

     
    ①おもちゃ展示

    北原照久がコレクターとして一躍有名となった「ブリキのおもちゃ」をはじめ、戦前戦後に日本で作られた「セルロイド製」のおもちゃや、ペダルカーなどを展示します。ブリキのおもちゃは、戦後間もないころに、主力産業の一つとして海外に輸出され、精巧な技術で作られたおもちゃの数々は必見です。また、世界的に貴重なおもちゃが一堂に会します。


    キューピーと電話(1930年代)

    プリンス スカイライン DX(1950年代)

    スモーキングロボット(1950年代)

    フレンドリー(1950年代)

    ピギーコック(1950年代)

     
    ②広告展示

    北原照久のコレクションの中で最も多くの割合を占めるのが、広告に関するコレクションです。
    明治、大正、昭和の時代に制作された商品ポスターをはじめ、メーカーのマスコットキャラクターのフィギュアや立体看板、商品箱など、商品を売るために各メーカーがエネルギーをかけて生み出した広告のコレクションを是非ご覧ください。


    赤玉ポートワイン ポスター(1922年)

    ビリケン(1930年代)

    宇津救命丸(1930年代)

     
     

    ≪イベント≫

     
    ①「北原照久とめぐる展覧会ギャラリートーク&サイン会」
    展示のコレクションに隠されたエピソードやストーリーを北原照久本人が紹介します。
    終了後には、サイン会も実施します(展覧会グッズ購入者対象)。
    日時 2022年4月16日(土) 11:00~12:00、14:00~15:00
    出演 北原照久氏
    会場 ホール・展示室
    費用 無料(要観覧券) 
    参加方法 事前申し込み不要 直接会場へ (予定)  
     
     
    ② ASHIYA TOUCH ART&MUSIC VOL.1-ベーゼンドルファーを弾いてみませんか?
    グランドピアノ「ベーゼンドルファー」を演奏する体験会。 ※1人(1グループ) 5分間
    日時 2022年5月15日(日) 10:00~16:00
    会場 1階ホール
    定員 50名 (予定) ※事前申し込み制
    費用 参加費1人(連弾等の1グループ)1,000円 (別途、各自要観覧券)
    企画共催 NPO法人Let’sあーと 
    申込方法 後日、当館HPなどで公開予定
     
     
    ③当館学芸員によるギャラリートーク
    担当学芸員が展示の見どころを解説。
    日時 2022年4月29日(金・祝)、5月5日(木・祝)、6月5日(日)  各日14:00-14:45
    会場 ホール・展示室
    費用 無料(要観覧券)
     

    ※新型コロナウイルス感染症の状況により、イベント内容の変更または中止となる場合がございます。
    詳細は事前に当館ホームページ、「新型コロナウイルス感染症対策(芦屋市立美術博物館利用ガイドライン)」をご確認ください。

     

    ≪5月5日(木・祝)をこどもの日特別割引実施≫

    5月5日(木・祝)は「こどもの日特別割引」を実施し、
    下記の料金で、展覧会をご覧いただけます。
    大人500円、大高生350円 中学生以下無料 (他との割引併用不可)

     
     
    《北原照久氏プロフィール》


     

    1948年東京生まれ。ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的に知られている。大学時代にスキー留学したヨーロッパで、ものを大切にする人たちの文化に触れ、古い時計や生活骨董、ポスター等の収集を始める。その後、知り合いのデザイナーの家で、インテリアとして飾られていたブリキのおもちゃに出会い、興味を持ち収集を始める。精力的な収集でマスコミにも知られるようになる。「多くの人にコレクションを見て楽しんでもらいたい」という思いで、1986年4月横浜山手に「ブリキのおもちゃ博物館」を開館。2003年11月より6年間、フロリダディズニーワールドにて「Tin Toy Stories Made in Japan」のイベントを開催。現在、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士として出演の他、ラジオ、CM、講演会等でも活躍中。
    HP http://www.toysclub.co.jp/

     


     
     

    ≪開催情報≫

    会期 2022年4月16日(土)-6月19日(日) [56日間]
    開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
    会  場 芦屋市立美術博物館 エントランスホール、第1展示室、第2展示室
    休館日 月曜日
    観覧料 一般1,000円(800円)、大高生700円(560円)、中学生以下無料
    ※同時開催「美術の手ざわり-記憶にふれる」の観覧料も含む
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、
     療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額
    ※5月5日(木・祝)をこどもの日特別割引 大人500円、大高生350円、
     中学生以下無料
    (他との割引併用不可)
    主  催 芦屋市立美術博物館
    後  援 兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、
    サンテレビジョン、ラジオ関西
    企画協力 株式会社トイズプランニング
  • 第66回 芦屋市展について

    • 開催日:2022年3月8日 ~2022年3月27日

     
     
    【開催概要】
    芦屋市展は1948年に芦屋市美術協会の主催でスタートしました。第1回の応募規定に「何人でも随意に応募することができます」とあるように、応募者の年齢や居住地域などを限定しないことが特徴で、近年では小学生から90代の大人まで幅広い層にご参加いただいています。また、創立当初から具体美術協会のリーダー・吉原治良や新制作協会の伊藤継郎、写真家の中山岩太やハナヤ勘兵衛らが関わり、表現の新しさや独創性を大切に、多くの作家を輩出してきました。今回も多くの皆様の作品を通じ、世代や表現の垣根を超えた交流の場、新しい表現が生まれる場となることを目指して開催します。
     
    【会期】
    2022年3月8日(火)-3月27日(日)
    午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで) 
    *最終日の展示は午後4時00分まで(入館は午後3時30分まで)
    *月曜日休館
    (ただし、3月21日(月・祝)は開館し、翌22日(火)は休館)
     
    【観覧料】
    無料
     
    【作品搬入日】
    2022年2月26日(土) 午前10時~12時、午後1時~3時
     
    【会場】
    芦屋市立美術博物館
     
    【審査員】
    今井祝雄(美術家、元具体美術協会会員)
    児玉靖枝(美術家、京都市立芸術大学特任教授)
    出原 均(兵庫県立美術館学芸員)
    川口拡之(元・奈良市写真美術館学芸員)
    津田 直(写真家)
    *肩書きは2021年12月現在のものです。(各部門、順不同)
     
    【賞】

    芦屋市長賞   2点   副賞各3万円
    芦屋市議会議長賞   2点   副賞各2万円
    芦屋市立美術博物館奨励賞   2点   副賞各1万円
    審査員特別賞   若干名   賞状

     
    【寄託賞】
    芦屋市婦人会賞、芦屋ユネスコ協会賞、芦屋ライオンズクラブ賞、
    芦屋ロータリークラブ賞、菊寿会会長賞、ターナー色彩株式会社賞、中山岩太賞、
    ハナヤ勘兵衛賞、吉原賞、LADSギャラリー賞(五十音順)
     
    【オーディエンス賞】
    (※会期中来場者の投票により決定)
     
    【講評会】
    平面:3月13日(日)午後2時―4時(予定) 
    写真:3月20日(日)午後2時―4時(予定)
     
    【授賞式】
    3月27日(日)午後2時―3時30分 芦屋市立美術博物館
     
    【主催】
    芦屋市、芦屋市教育委員会、芦屋市立美術博物館
     
    ■部門 平面(油彩画、水彩画、日本画、版画などを含む)および写真

    第66回芦屋市展の「平面」「写真」各部門の入賞者が決定致しました。

    入賞者は下記の通りとなります。

     

    ◎第66回芦屋市展 入賞者 一覧 (敬称略)

    【平面】

    芦屋市長賞   岸本幸三 ≪透明な衝動Ⅰ、透明な衝動Ⅱ≫
    芦屋市議会議長賞   長岡善孝 ≪時空≫
    芦屋市立美術博物館奨励賞   川北俊治 ≪ひこばえ≫
    審査員特別賞   HASE.  ≪コミュニケーション≫
    審査員特別賞   風間虹樹 ≪。、、ひとつ
    いのち。、、≫
    芦屋市婦人会賞   門脇済美 ≪map―もう遠くて≫
    芦屋ユネスコ協会賞   上野山継二 ≪この狂気の歴史を記録せよ≫
    芦屋ライオンズクラブ賞   橋本夏生 ≪蝉≫
    ターナー色彩株式会社賞   寺田直明 ≪赤い木Ⅰ≫
    吉原賞   岩佐盾香 ≪止め処ない呟き≫
    LADSギャラリー賞   上野秀明 ≪空間(白紙のパネル)、時間(白紙のパネルから)≫

     

    【写真】

    芦屋市長賞   井之上修三 ≪母≫
    芦屋市議会議長賞   大垣賢一 ≪風の悪戯≫
    芦屋市立美術博物館奨励賞   木村由美子 ≪時代の影≫
    審査員特別賞   田中智基 ≪静かな光≫
    審査委特別賞   須崎哲哉 ≪小春日和の頃≫
    審査員特別賞   光武仙子 ≪一隅のイメージシート≫
    芦屋ロータリークラブ賞   前田千代子 ≪夏の思い出≫
    菊寿会会長賞   宮﨑大 ≪豊漁≫
    中山岩太賞   八木義明 ≪慕城≫
    ハナヤ勘兵衛賞   三宅美佐子 ≪壁画≫
    マースフォト賞   安田孝 ≪連帯≫

     

    〇全入選作品のリストはこちら
     
    【オーディエンス投票開催】(平面、写真、各部門1名)
    3月8日(火)~3月21日(月)の間、来場者によるオーディエンス賞投票を開催します。期間中に来場された方は、各部門1票ずつお好きな作品に投票ができます。
     
    沢山のご投票ありがとうございました。
    投票の結果、下記の2作品がオーディエンス賞受賞となりました。
     
    【平面部門】鷲見千絵 ≪小さな洗濯屋さん≫
    【写真部門】池田君江 ≪かわいい整列≫
     

    ~第66回芦屋市展に関するお問い合わせ~
    芦屋市立美術博物館 「芦屋市展」係
    〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-25
    Tel:0797-38-5432 Fax:0797-38-5434
    http://ashiya-museum.jp/
    ◎同時開催 歴史資料展示「昔のくらし」展

  • 第39回芦屋市造形教育展

    • 開催日:2022年2月12日 ~2022年2月20日

    【開催概要】
    芦屋市内の幼稚園、小学校、中学校の子どもたちの作品を、全館にわたり展示します。
     
    【会期】
    2022年2月12日(土)-2022年2月20日(日)
    午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで) 
     
    【休館日】
    2月14日(月)
     
    【会場】 
    芦屋市立美術博物館 
     
    【観覧料】
    無料
     
    【主催】 
    芦屋市教育委員会、芦屋市造形教育研究会
     
    【お問い合わせ】
    芦屋市教育委員会学校教育課(TEL:0797-38-2087/平日執務時間内)
    ※歴史資料展示室では「昔のくらし展」を開催中
     


     
    第37回 芦屋市造形教育展のようす(2020)
  • 昔のくらし展

    • 開催日:2021年12月4日 ~2022年3月27日

    芦屋市立美術博物館 1階歴史資料展示室
     
     
    【開催概要】
    昔のくらしの中で使用していた道具を通して、生活様式の変化や歴史を学べる展示を
    行います。芦屋をはじめとした郷土の文化を語る資料も展示し、地域特有の生活文化を
    紹介します。
     
     
    【会期】
    2021年12月4日(土)-2022年3月27日(日)
    午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで) 
     
     
    【休館日】
    月曜日 (ただし、1月10日(月・祝)は開館し、翌11日(火)休館)
    年末年始(2021年12月28日(火)-2022年1月4日(月)) 
    2月7日(月)-2月11日(金・祝)、2月21日(月)-3月7日(月)
    ※展覧会の展示替えのため 
     
     
    【会場】
    芦屋市立美術博物館 1階歴史資料展示室
     
     
    【観覧料】
    同時開催の展覧会に準ずる
     Ⅰ.2021年12月4日(土)-2021年2月6日(日)
      ※「限らない世界 村上三郎展」開催期間中
      一般800(640)円、大高生500(400)円、中学生以下無料
     Ⅱ.2022年2月12日(土)-2月20日(日)、2月8日(火)-3月27日(日)
      ※「第39回芦屋市造形教育展」、「第66回芦屋市展」開催期間中
      入館無料
     
     
    【主催】 
    芦屋市立美術博物館
     
     
    【展示点数】 
    計60点
     
     
    【関連イベント】
     2022年2月5日(土) 14時~14時30分
     学芸員によるギャラリートーク 
     
     
    【主な展示品】

     
    出品リスト

  • 開館30周年記念 特別展 限らない世界 / 村上三郎

    • 開催日:2021年12月4日 ~2022年2月6日


     
    プレスリリース  / 出品リスト  / 会場マップ
     
     

    会期 2021年12月4日(土)-2022年2月6日(日)
    休館日 月曜日(ただし1月10日は開館、1月11日は休館)、年末年始(12月28日-1月4日)
    開館時間 10:00-17:00(入館は16:30まで)
    会場 芦屋市立美術博物館
    観覧料 一般800(640)円、大高生500(400)円、中学生以下無料
    同時開催「昔のくらし」展の観覧料含む
    ※ 無料観覧日:2022年1月15日(土)〔関西文化の日プラス〕
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※ 高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護者の方は各当日料金の半額になります。    
    主催 芦屋市立美術博物館
    後援 兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、Kiss FM KOBE

     
     
     
    《展覧会概要》
     
     具体美術協会(「具体」)の中心メンバーとして知られる村上三郎(1925-1996)は、1955年の第1回具体美術展で、ハトロン紙を体当たりで突き破る作品、通称〈紙破り〉を発表。以降、この〈紙破り〉は村上の代名詞ともいえる作品となりました。50年代から60年代にかけては、パフォーマンス的要素をもつ作品とあわせ、強烈なストロークで描かれた大型のタブローなどを発表し、平面作品での表現を追求していきます。「具体」解散後は、村上独自のパフォーマンス的要素を持つ作品を発表しました。
     村上が紹介される時、「具体」の会員としての一面で語られることが多い中、1996年に当館で開催した村上三郎展では、「具体」という枠組みを解体し、一作家、一人の人間としての「村上三郎」の世界に迫りました。
     本年は、この歴史を画する村上三郎展から、そして村上三郎の旅立ちから25年を迎えました。この記録すべき年に、再び村上三郎展を開催いたします。
     
     村上は、1949年より伊藤継郎に師事し新制作協会で発表を続けます。同会展で人物画や風景画を出品するなか、次第に抽象表現へと移行していきました。それは、同会の若手作家たちが集った「ジャン会」や新鋭な美術を目指した若手作家グループ「0会」での活動によるところが大きく、「具体」入会前夜の活動を知ることは、村上の「絵画」に対する思考を再確認することになると考えます。また、50年頃から終生携わることになった児童を対象とした美術教育の活動を振り返ることは、常に自由で新鮮な創造行為を続けてきた村上の発想の源泉に触れることにもなるでしょう。
     本展では、「具体」の代表作や70年代の個展とともに、これまで紹介されることが少なかった新制作協会時代の作品を展観します。あわせて、〈紙破り〉の資料展示とともに、未発表であった作品制作のためのメモや関係資料、記録写真や映像資料などを加え、約50年にわたる活動を多角的に紹介します。
     本展は、村上三郎を形作る別の根幹に触れながら、新たな村上三郎像を立ち上がらせる試みです。
     
     
     
    《展覧会構成》
     
     本展では、村上三郎の約50年にわたる活動を4章に分け、多角的に紹介します。
    展示予定作品約50点、資料約100点を一堂に展観。
     
    Ⅰ:出発 / 新制作協会 1943―1954
    Ⅱ:探究・追求/具体美術協会 1955―1972
    Ⅲ:回帰 / 個展 1971―1977
    Ⅳ:絵は自由 / 美術教育 1950―1995, 芦屋市展 1952―1994
      
     
    ※コーナー名等は、都合により変更する可能性があります。
     

     
     
     

    1. 村上三郎 《河小屋》1952年 油彩、カンヴァス 芦屋市立美術博物館蔵
    2. 村上三郎 《作品》 1953年 油彩、カンヴァス 大阪中之島美術館蔵
    3. 村上三郎 《空》  1956/1993年 ブリキ、布、木、鉄 個人蔵
    4. 村上三郎 〈通過〉 1956年 第2回具体美術展
    5. 村上三郎 《作品》 1957年 ミクストメディア、板 芦屋市立美術博物館蔵
    6. 村上三郎 《作品》 1958年 合成樹脂塗料、カンヴァス 芦屋市立美術博物館蔵
    7. 村上三郎 《作品》 1959年 合成樹脂塗料、カンヴァス、コラージュ  個人蔵
    8. 村上三郎 《作品》 1963年 合成樹脂塗料、石膏、接着剤、綿布、板 兵庫県立美術館蔵
    9. 村上三郎「箱」個展 1971年 撮影:夏谷英雄 *記録写真
    10. 村上三郎個展〔拍子木〕 1973年  撮影:夏谷英雄 *記録写真
    11. 村上三郎展「自同律の不快」芳名帳 1977年 国立国際美術館蔵
         撮影:福永一夫
    12. 仁川幼稚園 1985年 撮影:塩野真孝
    13. 第25回芦屋市展ポスター 1972年 個人蔵 デザイン:村上三郎
         *中央部分が四角くくりぬかれ、背後がポスターの一部に切り取られるデザイン。

     
     
    《本展のみどころ》
     
    1 国内の美術館では初公開の作品を多数展示予定。
     本展では、《自画像》(1950前半)や村上彦(三郎)・白髪一雄二人展出品作である《危険なる均衡》(1954)といった、「具体」参加以前の作品のほか、第9回具体美術展に出品されてから所在不明であった《作品》(1960)、モチーフが大きく変化した1964年の具体美術新作展出品作《作品》(1964)〔すべて個人蔵〕など、当時の発表以降、国内の美術館では初の展示となる作品を一挙公開します。
    また、1956年7月の野外具体美術展(芦屋公園)に出品した《空》(1956/1993)を屋外で展示し、当時の鑑賞方法を再現します(鑑賞体験は日時限定を予定)。
     
    2 未公開の作品制作メモや関係資料、記録写真・動画などの資料を展示します。
     村上三郎が残した作品制作に関するメモや当時の手帳、記録写真といった未公開の資料のほか、新制作協会やジャン会、0会、具体美術協会、個展(1970年代)、などの関係資料を展示します。あわせて、村上の代名詞とも言われる、通称〈紙破り〉の関係資料(写真・映像記録等)を展示し、村上三郎が歩んだ時間を可視化します。
     
    3 専門家による講演会、スライドトークを開催します。  
     本展関連事業として、具体美術協会など戦後美術を研究している平井章一氏(関西大学文学部 教授)、1996年に芦屋市立美術博物館で開催した村上三郎展を企画した山本淳夫氏(横尾忠則現代美術館 館長補佐兼学芸課長)、村上三郎作品の修復を手掛けた横田雅人氏(修復家)の3名をお招きし、「村上三郎」の作品論・芸術論などについてお話いただきます。
    併せて、会期中に学芸員によるワークショップやギャラリーツアーを開催します。
     
     
    《作家紹介》
     
    村上三郎 Murakami Saburo
    1925-1996
     神戸市に生まれる。1943年関西学院大学予科に入学。神原浩に師事、油絵を始める。1948年関西学院大学文学部哲学科卒業。1949年伊藤継郎に師事、翌年より新制作協会展に出品を続ける。1951年関西学院大学大学院で美学を専攻。1951年より新制作協会で活躍していた西村元三朗や網谷義郎、白髪一雄らと集まった「ジャン会」、1954年には新鋭な美術家を目指した金山明や白髪ら若手研究グループ「0会」へ参加。その間の1952年の第5回芦屋市展に初出品、以降1994年の第47回展まで出品を続けた。1955年具体美術協会(「具体」)に参加、同年の第1回具体美術展でハトロン紙を体当たりで突き破る作品、通称〈紙破り〉を発表。1957年の第6回関西総合美術展洋画部門で木箱《作品(坐って下さい)》を出品し物議をかもす。また、同年の第3回具体美術展では、画面が剥落し続ける絵画を出品した。50年代から60年代にかけては、パフォーマンス的要素を持つ作品とあわせ、強烈なストロークで描かれた大型のタブローなどを発表し、平面作品での表現を追求した。「具体」解散後は、会期中一言も発しない〔無言〕に代表される、能動的な表現を放棄したかのような作品群を発表した。
     当館では、新制作協会に出品していた時代の作品から、具体美術協会で活躍していた時期、解散以降の作品12点(組)を所蔵している。
     
     
     
    《展覧会関連イベント》
     
    (1)講演会「〈紙破り〉の過去・現在・未来」

    講 師:平井章一(関西大学文学部 教授)
    日 時:2021年12月12日(日)14:00-15:30
    会 場:芦屋市立美術博物館 講義室
    定 員:60名
    申し込み不要、直接会場へお越しください。

     
    (2)講演会「存在に理由はない― 村上三郎の芸術について」

    講 師:山本淳夫(横尾忠則現代美術館 館長補佐兼学芸課長)
    日 時:2022年1月10日(月・祝)14:00-15:30
    会 場:芦屋市立美術博物館 講義室
    定 員:60名
    申し込み不要、直接会場へお越しください。

     
    (3)スライドトーク「村上三郎の絵画から見えてきたこと―修復家の視点」

    講 師:横田雅人(修復家)
    日 時:2022年1月23日(日) 14:00-15:30
    会 場:芦屋市立美術博物館 講義室
    定 員:60名
    申し込み不要、直接会場へお越しください。

     
    (4)学芸員によるワークショップ「絵具をつかって考えよう―村上三郎の絵画」

    日 時:2021年12月19日(日)13:30−15:00
    会 場:芦屋市立美術博物館 体験学習室
    対 象:小学生以上 20名
    要事前申込。12月10日(金)締切。
    申込方法:氏名・住所・電話番号を電話(0797-38-5432)かEメール
    (ashiya-bihaku@shopro.co.jp)にてお伝えください。
    応募者多数の場合は抽選。

     
    (5)学芸員によるギャラリートーク

    日 時:2021年12月18日(土)、2022年1月15日(土)、29日(土)
    いずれも14:00− 1時間程度
    申し込み不要、直接会場へお越しください。
     
    ※いずれも参加費は無料(要観覧券)
    ※新型コロナウイルス感染症の状況により、イベント内容の変更または中止となる場合がございます。
    詳細は事前に当館ホームページ、新型コロナウイルス感染症対策(芦屋市立美術博物館利用ガイドライン)」をご確認ください。

  • コレクション展 「絵画はつづく、今日にむかって」

    • 開催日:2021年9月18日 ~2021年11月21日



     
    プレスリリース /出品リスト
     
     

    会期 2021年9月18日(土) ― 11月21日(日)
    開館時間 10:00-17:00(入館は16:30まで)
    会場 芦屋市立美術博物館 第1、2展示室、エントランスホール
    休館日 月曜日(ただし、9月20日は開館、翌9月21日は休館)
    観覧料 一般500(400) 円、大高生300(240)円、中学生以下無料
    ※同時開催「芦屋の歴史と文化財」展の観覧料も含む 
    ※10月17日(日)と11月3日(水・祝)は無料観覧日
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額になります。 
    主催 芦屋市立美術博物館
    後援 兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、Kiss FM KOBE

     
     
     

    「絵画はつづく、今日にむかって」
     
    絵画は今日まで続いてきました。
    何度もその終焉をささやかれても、
    美術の主要ジャンルであり続けています。
    それは、1人ひとりの画家がただ描いてきたことによって。
    ただ描いた、1枚1枚の絵によって、
    今日まで続いてきたのです。
     
    今日を生きる私たち。
    絵の前に立てば、作品と格闘する画家の当時の「今」と、
    鑑賞する私たちの「今」が、重なります。
    作品が伝える、画家たちの真摯な探求の姿は、
    今日を生きる1人ひとりの私たちを、力づけてくれます。

     
     
     
    《開催趣旨》
    美術作品には、作者の思考が刻み込まれています。絵画であれば画家1人ひとりが「何を」「どう」描くか、そして「何がよい絵なのか」という問いを持ち、これに対して出したひとつの答えが作品なのです。本展では、当館のコレクションの中から絵画作品に焦点をあて、「モチーフ」という視点からその実像に迫ります。
    「モチーフ」とは風景や人物のモデルなど、絵に描かれる「対象」を指しますが、そのほか制作の「動機」、作品の「主題」や「構成要素、構成単位」という意味ももちます。抽象的な絵にも、画家がその絵で目指したモチーフが必ずあります。モチーフに迫ることは、画家の設定した絵についての問いと答えに迫ることにつながります。絵画の問題に真摯に向き合う画家の姿は、先の見えない困難のなかにいる現代の私たちにも、前向きな気持ちを与えてくれるのではないでしょうか。
     


    1. 山田正亮《Work C-75》1960年 油彩、布

     
    《展覧会の特徴・見どころ》

    1. ひたすらに絵画だけに向き合う展覧会!当館のコレクション約1470点の中から選りすぐった絵画作品約80点を展示。
    2. 展覧会は4つの章で構成されています。
    プロローグ 絵画の成り立ち
    第1章 描きとめる ―眼の欲望と手の仕事
    第2章 絵をつくる ―モチーフの操作と構成
    第3章 描くことへ ―せめぎあうモチーフとイメージ
    3. 若き日の画家が観察眼と描写力を鍛えたデッサンスケッチ下絵なども展示。
    描くことを多角的にとらえます。
    4. 絵画を見るポイント、着眼点を紹介する、鑑賞の手引きを作成します。今回の展覧会以外にも応用できる絵画のみかたです。ほかにも以下のような情報を紹介します。
    ・絵画とは何か?その存在をめぐるキーワード
    絵画の営みをときに支え、ときに脅かしてきた、絵画にまつわる10個のキーワードによって、絵画の問題を概観します。
    ・画家たちの生きた言葉
    なぜそのモチーフを選んだのか、それによって何を実現したかったのか―。制作ノートエッセイなどさまざまな資料も参照しながら、自身の制作についての画家たちの言葉を紹介します。

     
    《会期中こんなことやります!》

    1. 様々なイベントを実施します!美術史の知識によらず造形的な観点から絵画を読みとく講演会や、様々なレベルでの「描くこと」を体感するワークショップ
    ギャラリートークでは学芸員と参加者のみなさんで対話しながら絵を見ていきます。大人の方からお子さんまで、お気軽にご参加ください。
    ※新型コロナウィルス感染症の状況により、イベント内容の変更または中止となる場合がございます。
    2. Twitterにて作品や展覧会について紹介していきます!企画者でありながら1人の熱心な絵画ファンである担当学芸員の、いち鑑賞者としての視点での投稿です。できるだけ毎日の投稿をめざして頑張ります。

     

    《出品作家》
    青山洋子/飯島一次/伊藤継郎/井上覺造/上前智祐/浮田要三/江見佳彦/大植基正/
    大橋エレナ/大橋了介/小野田實/片岡真太郎/金山明/川崎ヒロ子/菅野聖子/木梨アイネ/
    国枝金三/黒田重太郎/小磯良平/小出卓二/小出楢重/嶋本昭三/白髪一雄/白髪富士子/
    菅井汲/関根美夫/田井智/田中敦子/田中竜児/田村孝之介/津田青楓/津高和一/
    坪内晃幸/仲田好江/名坂有子/鍋井克之/長谷川三郎/藤井二郎/古家新/正延正俊/
    松井正/松谷武判/村井正誠/村上三郎/元永定正/山崎隆夫/山崎つる子/山田正亮/
    吉田喜蔵/ヨシダミノル/吉原治良

     
    《出品作品数》
    約80点
     

     
    2. 吉原治良《静物(仮題)》1926年頃 油彩、板
    3. 川崎ヒロ子《WORK ’93K Ⅰ》1993年 油彩、布 
    4. 伊藤継郎《闘牛》1970年頃 水彩、パステル、方解末、紙 
    5. 吉田喜蔵《芦屋の山より》1937年 パステル、紙 
    6. 長谷川三郎《赤の静物》1934年 油彩、布 
    7. 小出卓二《渡船場》1942年 油彩、布 
    8. 金山明《WORK》1954年 油彩、布 
    9. 吉原治良《作品》1960年 油彩、布 
    10. 山崎つる子《作品》1964年 ラッカー、布 
    11. 松谷武判《作品・62》1962年 樹脂系接着剤、合成樹脂系絵具、布 
     
     
    《関連イベント》
    ※新型コロナウイルス感染症の状況により、イベント内容の変更または中止となる場合がございます。詳細は当館ホームページにてご確認ください。
     
    (1)講演会「絵画のみかた ―フォーマリズム入門」
     

    講師   川田都樹子(美術批評家)
    日時   10月2日(土)13:00-15:00
    ※終了後、展示室にて講師立ち合いのもと自由鑑賞
    会場   当館 講義室
    参加費   無料(要観覧券)
    定員   60名(予定)申込不要 直接会場にお越しください
    内容   フォーマリズムとは、絵画を見る手法のひとつです。何が描かれているかではなく、画面上の色や形、絵の具の様子などの造形的な観点によって、絵画をみていきます。鑑賞者みずから積極的に作品の魅力に切りこんでいく、絵画のみかたをご紹介します。

     


    12. 元永定正 《うえのかたちはななつ》1988年 アクリル、布

     
     
    (2)ワークショップ「動きを描く ―ダンシング×クロッキー」
     

    講師   ナビゲーター/岸本恵美子(画家)
    ダンサー/伊藤愛
    音楽/稲田誠(コントラバス奏者)
    日時   10月9日(土)16:30-19:00
    会場   当館 エントランスホール
    参加費   無料(要観覧券)
    対象   高校生以上
    定員   20名 *要事前申込 9月25日(土)締切
    内容   クロッキーとは短い時間ですばやく対象を描いていくこと。今回はダンサーさんが躍る様子をクロッキーします。無心で手を動かす楽しさや、自分の意図をこえて画面に現れる線の面白さを味わいます。

    過去の実施風景、2018年
    (岸本恵美子個展、ギャラリー風)

     
    (3)学芸員によるワークショップ
     

      ① 「絵の具とあそぶ―抽象画に挑戦」
      ② 「美術館の絵画教室―りんごがひとつ」

     

    日時   ①10月23日(土)②11月7日(日)
    いずれも13:00-15:00
    会場   当館 体験学習室
    参加費   無料(要観覧券)
    対象   小学生以上
    定員   20名 *要事前申込 ①10月9日(土)、②10月24日(日) 締切
    内容   ①様々な画材と技法を使いた抽象的な絵作りを体験します。
    ②りんごというひとつのモチーフを、様々な画材と技法で描写することを体験します。

     
    (4) 学芸員とギャラリートーク
     

    日時   9月26日(日)、10月17日(日)、10月30日(土)、11月3日(水・祝)
    いずれも14:00-15:00
    会場   当館 展示室
    参加費   無料(要観覧券)
    対象   どなたでも 申込不要、直接会場にお越しください

     
    ◎申込方法
    芦屋市立美術博物館へお電話(0797-38-5432)かメール(ashiya-bihaku@shopro.co.jp)にて、イベント名、お名前、人数、ご住所、ご連絡先をお伝えください。応募者多数の場合は抽選となります。

  • スポーツ展 ~芦屋・阪神間のスポーツの歴史と未来~

    • 芦屋市立美術博物館 エントランスホール、第1展示室、第2展示室
    • 開催日:2021年5月29日 ~2021年8月29日


     
     
    《展示概要》
    戦後まもない1948年、猿丸吉左衛門(吉雄)が、芦屋市長に就任。学生横綱、投擲選手であったことから「スポーツマン市長」として知られ、現在における芦屋市の基礎を築いた実績もさることながら「みんなの健康づくり」に注力し、現代の「生涯スポーツ」の先駆者として、老若男女スポーツに親しめる環境づくりを目指しました。 芦屋は、数多くのスポーツ競技において優秀な功績を収めた人物を輩出しています。2020年は、オリンピックをはじめとした数々のスポーツイベントが中止・延期・開催規模の縮小など、苦難の時となりました。その後、緊急事態宣言を経て、スポーツが再開された時、人々の希望として力になったことは記憶に新しいところです。いま一度、人々に希望を与える力を持つスポーツの歴史や魅力を振り返る展示を行います。
     
     
    《展示構成》展示リストはこちら
    ① 芦屋のスポーツの歴史
    学生時代は相撲では学生横綱に輝き、陸上の投擲種目(ハンマー投げ・砲丸投げ)では、日本記録を樹立するなど「スポーツ万能」の名を欲しいままにし、後に芦屋市長として、スポーツの振興に尽力する猿丸吉左衛門(吉雄)をはじめ、数多くのスポーツ競技に貢献した人物を輩出した芦屋。その人物の功績や、クラブチーム、学校などの功績を貴重な資料とともに紹介します。
     
    ●主な展示品

    猿丸吉左衛門(吉雄) 1926年全国学生相撲大会優勝時の賞状(学生横綱)
    川廷榮一(テニス) ウインブルドン名誉会員記念トロフィー(アジア人唯一) 
    賀川浩(サッカー) FIFA会長賞トロフィー
    高石勝男(水泳) 1928年アムステルダム五輪銅メダル
    芦屋高校(野球) 1952年選手権大会優勝旗レプリカ
    遠藤(丸山)小百合(カヌー) 実使用カヌー    他

     

     
    1|川廷榮一 ウインブルドン名誉会員記念トロフィー
    2|賀川浩 FIFA会長賞トロフィー
    3|猿丸吉左衛門(吉雄)
    4|高石勝男(早稲田大学提供)
     
    ②関西のスポーツチーム・アスリート展示
    阪神間や関西では、早くからスポーツが盛んでした。阪神間や関西を拠点とするプロチームや実業団、ゆかりの選手の展示を行います。
     
    ●展示協力
    西宮ストークス、甲子園歴史館(阪神タイガース)、日本サッカーミュージアム(サッカー日本代表選手)、ミキハウス
     
     
    ③ 芦屋の新しいスポーツ
    芦屋では、様々なスポーツの振興を現在も盛んに行っています。この展示では、芦屋が日本における導入の先駆けとなったダブルダッチ、競技なわとび(短縄)、南フランスで人気のスポーツで、芦屋で盛んなペタンクなど展示を行います。 
     
     
    《イベント情報》
    ※新型コロナウィルス感染拡大状況により、イベント内容の変更または中止となる場合がございます。
     
     
    (1) 講演会 「芦屋・関西の野球文化」
    ・日時 7月18日(日) 14時~15時
    ・定員 50名 (予定) 
    ・講師 内田 雅也氏(スポーツ・ニッポン新聞社 編集委員)
    ・実費徴収 無料(要観覧券)
    ・場所 講義室
    ・内容 芦屋・阪神間や関西圏の野球文化についてスポーツニッポン新聞社編集委員の内田雅也氏にお話いただきます。日刊紙スポーツニッポンで「追球」や「猛虎の地」などのコラムを通じ、関西圏における野球の歴史文化を紹介されています。長年の取材における、「関西の野球」について幅広くお話いただきます。
     
    (2) 講演会 「誰もが活躍できるスポーツのあり方 –サッカークラブGMが語る」
    ・日時 7月24日(土) 14時~15時30分 
    ・定員 50名 (予定) 
    ・講師 祖母井 秀隆氏 
    (日独フットボール・アカデミーGM、淑徳大学サッカー部監督)
    ・実費徴収 無料(要観覧券)
    ・場所 講義室
    ・後援 芦屋市サッカー協会
    ・内容 芦屋市出身のサッカー選手、サッカークラブ経営者の祖母井秀隆氏の講演会。Jリーグのジェフ千葉や京都サンガでGMとしてチーム強化に従事。ドイツ時代の人脈を活かして後のジェフ千葉・日本代表監督のイビチャ・オシム氏を招聘し、日本人初の欧州クラブ(グルノーブル・フット38(フランス))GMを務める。これまでの経験を通じて、誰もが活躍できるスポーツのあり方をお話いただきます。
     
     
    (3) トークライブ 「グランドスラムプレーヤーが語る テニスを通して学んだこと」
    ・日時 8月22日(日) 14時~15時30分
    ・定員 50名 (予定) 
    ・講師 森上 亜希子氏(元プロテニスプレーヤー)、中村 藍子氏(元プロテニスプレーヤー)
    ・実費徴収 無料(要観覧券)
    ・場所 講義室
    ・内容 元プロテニスプレーヤーの森上亜希子氏と中村藍子氏によるトークライブ。自身のプロ時代の経験や、これからのテニスの未来のこと、こども向けにテニスのレクチャーなどを行う予定です。
     
    森上亜希子氏≫18歳でプロ転向後、4大大会全てに出場した経験を持つほか、シングルス、ダブルスでツアー1勝ずつ記録。引退後は、テニス解説者をつとめる。
    中村藍子氏 ≫4大大会全てに出場した経験のほか、2007年フェド杯(国別対抗戦)で日本の10年ぶりの最上位クラス復帰に貢献。2012年に引退。
     
     
    (4) ダブルダッチ、競技なわとび実演会・体験会
    ・日時 6月13日(日)
    ①なわとび    13時~13時40分
    ②ダブルダッチ  15時~15時40分  
    ※小雨決行、荒天時は6月20日(日)に延期(予定)
    ・講師・実演
    ≪競技なわとび(短縄)≫
    木内友也氏(JNF日本なわとび競技連盟 元世界チャンピオン)
    ≪ダブルダッチ≫
    神戸大学ダブルダッチサークル Dutch DAYS、ダブルダッチサークル FRONTIN、
    兵庫なわとびクラブ   
    ・実費徴収 無料
    ・場所 美術博物館 前庭
    ・内容 2本の縄を使用したなわとび「ダブルダッチ」となわとびの飛び方などで競う競技なわとびの実演及び体験会を行います。なわとび元世界チャンピオンの木内友也氏のパフォーマンスの他、神戸大学のダブルダッチサークルなどのパフォーマンスを行います。
    ※なわとびの体験に参加の方は、なわとび(短縄)を持参ください。
     
     
    (5) 体験イベント「ペタンク」「アーチェリー」
    ・日時 6月19日(土) 13時30分~16時頃
    ・実費徴収 無料
    ・場所 美術博物館 前庭  (小雨決行、荒天時中止)
    ・協力 デカトロン西宮店
    ・内容 フランスの国民的スポーツ「ペタンク」の体験会と、アーチェリーの体験会。お子様を中心に、誰もが気軽にスポーツを楽しめるイベントです。
     
     
    (6)フォーミュラカー乗車会
    ・日時 7月11日(日) 13時~15時
    ・実費徴収 無料
    ・場所 美術博物館 前庭 (小雨決行、荒天時中止)
    ・協力 ミキハウス、NODAレーシングアカデミー
    ・内容 ミキハウス、NODAレーシングアカデミー協力のもと、レーシングドライバー・野田juju選手が乗車したスーパーFJのマシンのコックピットに体験乗車できます。※マシンの運転等はできません。また、乗車体験時は、スタッフの指示に従ってください。
     
     
    (7) 当館学芸員によるギャラリートーク
    ・日時 6月6日(日)、7月17日(土)、8月7日(土)、8月13日(金)~15日(日)
    各日 14時~14時45分
    ・講師 当館学芸員
    ・実費徴収 無料(要観覧券)
    ・場所 ホール、第1展示室、第2展示室
    ・内容 本展のみどころを当館学芸員が解説します。
     
     
    《開催情報》
    会期:2021年5月29日(土)~2021年8月29日(日)
    開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
    会場:芦屋市立美術博物館 エントランスホール、第1展示室、第2展示室
    休館日:月曜日(※ただし、8月9日(月・祝)は開館、8月10日(火)は休館)
    観覧料:一般700円(560円)、大高生500円(400円)、中学生以下無料
    ※同時開催「芦屋の歴史と文化財」展の観覧料も含む
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額
    主催:芦屋市立美術博物館
    後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、NHK神戸放送局、サンテレビジョン、
    公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、ラジオ関西

  • 芦屋の歴史と文化財展

    • 芦屋市立美術博物館 1階歴史資料展示室
    • 開催日:2021年3月13日 ~2021年11月21日

    【開催概要】2012年に芦屋市指定文化財に指定された「芦屋川の文化的景観」が育んできた芦屋の歴史を古代、中世・近代の各時代にわけ、それぞれの時代の主要な歴史資料をご紹介します。今回は、今年2月で国史跡指定10周年を迎えた「会下山遺跡」の特集展示や、日本遺産~「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷~展示を行います。
    【会期】
    2021年3月13日(土)-2021年11月21日(日)
    午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
    【休館日】
    月曜日(ただし、祝日の場合は開館、翌日休館)
    展覧会展示入れ替え期間
    Ⅰ、2021年5月10日(月)-5月28日(金)
    Ⅱ、2020年8月30日(月)-9月17日(金)
    【会場】芦屋市立美術博物館 1階歴史資料展示室
    【観覧料】同時開催の展覧会に準ずる
    【主催】芦屋市立美術博物館
     
     
    【主な展示品】 計70点
    ① 国史跡指定10周年 会下山遺跡 特集展示
    市内西部にある弥生時代の高地性集落遺跡である会下山遺跡の特集展示を行います。
    発掘調査により遺跡内から様々な資料が出土しており、その出土品を通して、会下山遺跡を知る事ができる展示を行います。


     
     
    〇日本遺産展示~「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷~
    2020年度の日本遺産に登録された上記の特別展示です。阪神間で育まれた酒造文化の展示を行います。

     
     
    〇芦屋の近代展示

     
    展示リストはこちら

  • 植松奎二 みえないものへ、触れる方法 - 直観  Ways of Touching the Invisible – Intuition

    • 芦屋市立美術博物館 第1、2展示室、エントランスホール
    • 開催日:2021年3月13日 ~2021年5月9日


     
    チラシ / 出品リスト / 会場マップ
    プレスリリース
     
     
    会期:2021年3月13日(土) ― 5月9日(日)
    開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
    会場:芦屋市立美術博物館 第1、2展示室、エントランスホール
    休館日:月曜日(ただし、5月3日は開館、5月6日は休館)
    観覧料:一般700(560) 円、大高生500(400)円、中学生以下無料
    ※同時開催「芦屋の歴史と文化財」展の観覧料も含む 
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額になります。
    ○観覧料無料の日:3月21日(日)
    主催:芦屋市立美術博物館
    後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、
    Kiss FM KOBE
    協力:Gallery Nomart, Yumiko Chiba Associates
     
     
    《開催趣旨》
    植松奎二(1947-)は、作品を発表しはじめた1969年より現在にいたるまで、彫刻、インスタレーション、写真、映像、パフォーマンスなど、多岐にわたる活動により、一貫して重力、引力といった見えない力の法則から世界の構造・存在・関係をよりあらわにしてきました。自身の身体を用いた空間の存在把握や、人と物体との関係性など、世界を知覚させる作品を数多く発表しています。
    いつの時代も知覚を超えてある、みえないもの、隠れている事象へと思考を巡らすことは、自らの力によって道を切り開く方法を見つけることになると考えます。
    本展では、植松の作品と直観で対話し思考を深め、この世界を新たに認識する方法を探っていきます。
     
     
     
    以前から、人間と美術と科学との出会い、対話が気になっています。
    僕は美術を通じて、世界を知り、世界を表現し、世界を創っています。
    科学、数学に美学的考察のひとつのかたちをみれると思うのです。
    そこには美術と同じように直観と想像力がある。
    それらは「すべては仮説ではじまった」と思うのです。
     
    植松奎二「見えない言葉に触れる」2020年5月18日

     
     
    《みどころ》
    ▼本展では、エントランスホール、各展示室で新作・インスタレーション作品を展示
    植松は1年をかけて当館の空間と構造を読み解き、ここでしか生み出せない作品を発表します。あわせて70年代の写真作品を展示し、植松が一貫して行ってきた重力、張力、引力といった見えない力の法則からあらわにしてきた世界の構造・存在・関係について、時空を超えた思考を巡らせる場をつくり出します。来訪者は唯一無二の鑑賞を体験し、新しい世界と出会うことになるでしょう。
    *展示は4つのパートにわかれます。
    「宇宙に触れる」「思考に触れる」「未知なるみえない重力の庭に触れる」「エネルギーに触れる」 
    インスタレーション、立体、平面、写真、ドローイング等、約70点
     
     
    ▼植松が興味をもつ事柄とはどんなものなのか。
    過去に訪れたヨーロッパ各地の街角で植松が触発された写真や、日常的に書き留めてきたキーワードを展示し、植松の思考の世界に触れていただきます。
     
     
    《関連イベント》

    3月20日(土・祝)
    14:00−16:00 (予定)
    (1) アーティストトーク「みえないものへ、触れる旅」
    講師:植松奎二
    会場:当館 展示室ほか
    参加費:無料(ただし要観覧券)
    定員:50名(予定) 申込不要 直接会場へお越しください
    3月28日(日)
    14:00−16:00 (予定)
    ※事前申込制
    (2) おとなのためのワークショップ
    「言葉とものと行為に触れる楽しいワークショップ」

    講師:植松奎二
    会場:当館 体験学習室ほか
    参加費:無料(ただし要観覧券)
    対  象:高校生以上のどなたでも
    定員:20名 *3月14日(日)締切 *応募者多数の場合は抽選
    4月11日(日)
    14:00−16:00 (予定)
    (3) 対談「かつて現代美術があった−みえない言葉ともの」
    講師:植松奎二 × 光田由里(美術評論家)
    会場:当館 講義室
    参加費:無料(ただし要観覧券)
    定員:50名(予定) 申込不要 直接会場へお越しください
    4月25日(日)
    13:00−17:00(予定)
    ※事前申込制
    (4) ツアー 植松さんと一緒に 野外彫刻ピクニック +展覧会鑑賞
    案  内:植松奎二
    会場:神戸市中央区、西宮市の野外彫刻ほか、芦屋市立美術博物館
    参加費:100円(保険代等) *観覧券ならびに移動に係る交通費は別途ご用意ください
    対  象:どなたでも
    定員:30名 *4月11日(日)締切 *応募者多数の場合は抽選
    ① 3月13日(土)
    ② 3月27日(土)
    ③ 4月10日(土)
    ④ 4月24日(土)
    ⑤ 5月8日(土)

    10:00−17:00
    *映像作品14点を
    ループ上映
    (5) 上映会
    会場:当館 講義室
    参加費:無料(ただし要観覧券) 
    定員:50名(予定) 申込不要 直接会場へお越しください

    関連イベントの情報は2021年1月15日現在
     
    【(2)(4)のお申し込み】
    芦屋市立美術博物館へお電話(0797-38-5432)かEメール(ashiya-bihaku@shopro.co.jp)にて、イベント名、氏名、住所、連絡先をお伝えください。
     
     
    《作品》

     
    1|《オマージュ フーコーの振り子》 2019
    *芦屋市立美術博物館での展示風景
     
    2|《浮く石 – 地球の出》2019
    Courtesy of Gallery Nomart
     
    3|《摩擦のあいだ – 宇宙からの贈りもの》2021
     
    4|《Triangle – Stone / Cloth》1979
    Courtesy of Simon Lee Gallery & Yumiko Chiba Associates
    参考作品
     
    5|《見えない力 – 軸・経度・緯度》2021
     
    6|《間 – 5つの石Ⅱ》1975
    Courtesy of Gallery Nomart
     
    7|《Measuring – Corner》1976
    *映像作品
     
    8|《Degree – Light Performance for Heidelberg》1981
    *映像作品
     
     
    《作家プロフィール》

     
    植松奎二
     
    1947年、神戸市生まれ。1969年神戸大学教育学部美術科卒業。同年、ギャラリー16(京都)で初個展。1974年神戸市文化奨励賞受賞。翌年、当時の西ドイツに渡る。1976年ストックホルム近代美術館(スウェーデン)にて海外で初めての個展が開催された。1988年第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表に選出。1990年第12回神戸須磨離宮公園現代彫刻展大賞受賞。2013年第38回中原悌二郎賞受賞。
    石、木、布、鉄、ガラスなどを用いたインスタレーション作品のほか、彫刻、写真、映像、パフォーマンスなど、多岐にわたる活動により、一貫して重力、張力、引力といった見えない力の法則から、世界の構造・存在・関係をよりあらわにしてきました。それらは人間と地球と宇宙への素朴への関心から生じています。自身の身体を用いた空間の存在把握や、人と物体との関係性など、世界を知覚させる作品を数多く発表しています。現在、デュッセルドルフ(ドイツ)と大阪を拠点に、国内外の美術館やギャラリー、パブリック・スペースなどで発表、国際的に活躍を続けています。
    主なパブリックコレクションに、神奈川県立近代美術館、国立国際美術館、兵庫県立美術館、西宮市大谷記念美術館、大阪中之島美術館、京都市美術館、ストックホルム近代美術館、ニューヨーク近代美術館、カルティエ現代美術館、ミュンヘン市立レンバッハ美術館、ピノ―コレクション、 ほか多数

  • 昔のくらし展

    • 開催日:2020年12月5日 ~2021年2月21日


     
     
    開催概要:
    昔の人が大事に使っていた資料を通して、道具やくらしが変わってきたことや、人々のどんな知恵や願いが込められていたのかを紹介し、芦屋をはじめとした、郷土の生活の歴史に関する展示をします。
    今年度は、「昔の生活」のほか、芦屋でかつて生産されていた焼物「打出焼」の特別展示や、2020年6月に「日本遺産」に認定された「「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷」の関連展示を行います。

     
    会期:
    2020年12月5日(土)-2021年2月21日(日)
    午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
      
    休館日:
    月曜日(ただし、祝日の場合は開館、翌日休館)
    年末年始(2020年12月28日(月)-2021年1月4日(月)
    2021年2月8日(月)-2月12日(金)
     
    会場:芦屋市立美術博物館 1階歴史資料展示室
     
    観覧料:同時開催の展覧会に準ずる
    ①2020年12月5日(土)-2021年2月7日(日)
    ※「迷路絵本 香川元太郎の世界展」開催中
    一般1,000(800)円、大高生700(560)円、中学生以下無料
    ②2021年2月13日(土)-2月21日(日)
    無料
     
    主催:芦屋市立美術博物館
     
    展示点数:計60点
     
    関連イベント:
    2021年2月13日(土)、2月14日(日) 両日とも14時~14時30分
    打出焼ギャラリートーク 藤川祐作氏(地域史研究家)

    (中止となりました)
     
     
    主な展示品:

     
     
    1. ラジオ(大正~昭和頃)
    2. シンガーミシン(大正時代頃)
    3. 蓄音機(大正~昭和頃)
    4. 打出焼 (黒釉菊文仙人像付盃)
     
     
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