【開催要項】
2019年は菅井汲が誕生してから100年の節目を迎えます。
神戸に生まれた菅井汲(すがい・くみ1919-1996)は14歳の時に芦屋に転居し、大阪美術学校で学んだ後、18歳の時に現在の阪急電鉄株式会社の事業部宣伝課に入社、グラフィックデザイナーとして活躍しました。28歳の時に中村貞以に師事し日本画を学びながら画家を志す中、1951年に開催された第4回芦屋市展で芦屋市教育委員会賞を受賞、翌年フランスへと渡ります。まもなく、叙情性やユーモアをもった繊細な作風が注目され一躍脚光をあび、画家として高く評価されました。以降、没するまでの約40年間にわたりパリを拠点に制作を続け、欧米各地で展覧会や数多くの国際展に参加するなど、国際的な舞台に置いて第一線で活躍しました。
この度、菅井汲の生誕100年を記念し、当館所蔵作品から菅井芸術の魅力を紹介します。
会期:2019年10月8日(火)-2019年11月24日(日)
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日は休館)
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:無 料
*同時開催:第65回芦屋市展
主催:芦屋市立美術博物館
【主な展示作品】
1. 菅井汲 《森の番人》 1951年 岩絵具、紙
2. 菅井汲 《赤い鬼(悪魔)》 1955年 リトグラフ、紙
3. 菅井汲 《スガイポートレート》 1967年 シルクスクリーン、紙
4. 菅井汲 《太陽の森》 1967年 リトグラフ、紙
5. 菅井汲 《フェスティバル》 1973年 シルクスクリーン、紙
*油彩、版画など約15点を予定。
すべて芦屋市立美術博物館蔵。
〇展示作品リストはこちら
【会期中のイベント】
アートスタディプログラム「まなびはく2019」
「木村秀樹の現代版画論」 10月26日(土)14:00-16:30(予定)
講師:木村秀樹氏(画家・版画家、京都市立芸術大学名誉教授)
聴講無料/申込不要