歴史資料展示室企画展示スペース
※開館時間・休館日・観覧料は展覧会に準ずる
《展示内容》
「立版古」とは、厚紙に印刷した錦絵(にしきえ)を切り抜き、組み立てて立体の絵として楽しむものです。歌舞伎の場面や名所旧跡のほか、船や人力車、交番などの立版古もあります。
江戸時代から明治・大正にかけて玩具として親しまれ、手軽に楽しめるジオラマとして普及しました。「立版古」は主に関西での呼び名で、版画のことを関西では「版古」といったことから来たとも言われます。
現代のペーパークラフトの元祖ともいえる立版古。この立版古の展示を通じて、ジオラマやミニチュアに対する人々の思い、当時の関心のありよう、近代の玩具の歴史などに触れていただければと思います。