1954年、芦屋で誕生した前衛美術グループ、具体美術協会は、いまや国内に限らず、世界的に関心が注がれる存在となりました。
具体美術協会のメンバーたちは、なにものにもとらわれない自由な発想を元に、それまでの芸術、美術といったものに対する既成概念を打ち破りました。
新しい素材や技法の採用、パフォーマンスによる作品の発表をはじめ、野外での作品発表も実現するなど、その自由で奔放な作品は現代においても人々を惹きつけます。また、50年代後半に訪れたフランス人美術評論家、ミシェル・タピエとの出会いにより、タブロー上での表現にも更に磨きをかけました。
本展は、1972年の解散から40年以上経た今、前衛の旗手としてこれまで以上に熱い視線が注がれる具体美術協会を特集するものです。恵まれた当館コレクションより、1950年代を中心とした作品群をご紹介します。
開館時間：午前10時－午後5時（入館は午後4時30分まで）
休館日：月曜日
観覧料：一般300（240）円、大高生200（160）円、中学生以下無料
括弧内は団体料金。高齢者及び身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳所有の方、ならびにその介護の方は各当日料金の半額。
主催：芦屋市立美術博物館
後援：兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局
協力：ジュンク堂書店芦屋店
■作品
1.吉原治良 《作品》 1956年
2.吉原治良 《作品》 1957年
3.嶋本昭三 《作品》 1954年
4.白髪一雄 《文》 1954年
5.村上三郎 《作品》 1958年
6.元永定正 《作品》 1959年
■関連事業
（１）講演会「具体美術協会参加の頃から現在の制作まで」
日時：5月29日（日）午後2時～
講師：松谷武判氏（美術家、元「具体美術協会」会員）
定員：60名
参加費：無料（ただし要展覧会チケット）
会場：当館講義室
（２）こどもツアー＆ワークショップ
日時：①未就学児コース：5月5日（木・祝）午後2時～
②小学校1～3年生コース：5月15日（日）午後2時～
内容：楽しく展覧会をみてまわった後、実際に自分で作品をつくります。
対象：①未就学児 ②小学校1～3年生
定員：①、②各20名
参加費：無料（ただし保護者同伴の場合、保護者は要展覧会チケット）
会場：当館展示室、体験学習室
申込方法：電話による申込（0797-38-5432）4月16日（土）午前9時～受付
＊定員に達し次第締切
＊汚れてもよい服装でご参加下さい
（３）美術博物館体験プログラム／ギャラリートーク（展示解説）
日時：①6月5日（日）午前11時～午後3時（予定）
学芸員による展覧会鑑賞会、ギャラリートーク組み立て、練習
②6月12日（日）午前11時～・午後2時～（各1時間程度）
ギャラリートーク本番
内容：参加者がグループごとにギャラリートークを組み立て、最後は展示室で本番に挑みます。
対象：13歳以上
定員：10名
参加費：無料（ただし高校生以上は要展覧会チケット）
会場：当館講義室、展示室
申込方法：電話による申込（0797-38-5432）4月16日（土）午前9時～受付
＊定員に達し次第締切
＊原則として、2日間両日ご参加いただける方に限ります。
（４）具体美術協会ゆかりの場所を巡るツアー
日時：5月28日（土）午後2時～
内容：芦屋市内の具体美術協会ゆかりの地を巡ります。
対象：どなたでも
定員：20名
参加費：500円（保険代、展覧会チケット付き）
会場：芦屋市内各所（ルナ・ホール、芦屋公園ほか）
申込方法： 往復はがきによる申込（住所、氏名、年齢、電話番号を明記、具体ツアー参加希望と朱書き）
＊5月13日（金）消印有効 ＊定員に達し次第締切
（５）ギャラリー・トーク
日時：①6月12日（日）午前11時～ ②6月12日（日）午後2時～
内容：本展「美術館体験プログラム」で学んだ参加者が、展示解説を行います。
対象：どなたでも
参加費：無料（ただし要展覧会チケット）
会場：当館展示室
■同時開催
芦屋の歴史と文化財 【歴史資料展示室】4月16日(土)～11月27日(日)
