一覧に戻る>
アートピクニックvol.2 呼吸する美術 breathing art
  • 第1展示室、第2展示室、エントランスホール
  • 開催日:2012年6月9日 ~2012年7月29日

1.若杦大介 ≪マネ・笛を吹く少年≫ 2004年以降
2.戸來貴規 ≪日記≫ 2002-2011年
3.山村幸則 ≪縁之盛宴≫、≪福≫ 2012年 提供:53美術館(広州/中国) ※参考図版
4.鶴川弘二 ≪無題≫ 2011年
5.吉川秀昭 ≪目・目・鼻・口≫ 2008年
6.堀尾貞治 ≪あたりまえのこと(かかわったぶん形に)≫ 2012年 提供:ギャラリーあしやシューレ ※参考図版
7.宮間英次郎 ≪横浜の金魚の帽子おじさん≫ 2012年
8.森本絵利 ≪甘皮の山≫ 2010年 提供:サイギャラリー 撮影:高嶋清俊 ※参考図版

この度、芦屋市立美術博物館では特別展「アートピクニックvol.2 呼吸する美術 breathing art」を開催します。
私たちは、日常の中で様々な事柄に出会い、時には楽しく時には後ろを振り返り心動かされながら日々歩んでいます。その中で私たちは「美術」に出会う時があります。それは美術館やギャラリーだけでなく、いつもの生活の中にも「美術」はたくさんあふれています。
日課のように紙や粘土に点を描き人を表現していく吉川秀明、日記に綴る文字で新たな造形を生み出す戸來貴規、人間の営みや土地の歴史をひも解きその時間背景をとりこみ制作する山村幸則、毎日の生活の中で生きることと同じように制作を続ける堀尾貞治。彼らの作品は、私たちが日々過ごしている時間の中から美術が生まれるという当たり前のことを改めて気付かせてくれます。私たちが出会った「美術」は、そのイメージが消えることなく成長し続け、そこで得た感情が私たちの心へと浸透し、その世界は広がっていくでしょう。
本展では、現代美術の作家、美術教育を受けていない、または障がいがあるとされる表現者など様々なフィールドで活躍する作家11名の作品を紹介します。日常の中から「美術」を探し生み出す作家たちと、日々の行動の中から「美術」が生まれていく作家たちの作品から、「美術」を感じるヒントを探していきたいと思います。

開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(ただし7/16は開館、翌17は閉館)

観覧料:一般500(400)円、大高生300(240)円、中学生以下無料
○7月22日(日)は「市民無料の日」です。芦屋市在住・在勤・在学の方は観覧料が無料になります。受付にて、確認書類のご提示をお願いいたします。
(運転免許証・健康保険証・住民票の写し・住基カード・外国人登録証の写し・社員証・学生証、等)
□ 同時開催「古代の芦屋―珠玉の出土品―」展の観覧料含む
※( )内は20名以上の団体料金
※ 高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額になります。

主催:芦屋市立美術博物館
協力:あおはにの家、片山工房、信楽青年寮、すたじおぽっち、やさわの園、やまなみ工房
特別協力:ウニスガ印刷株式会社、株式会社ゴードー、ルナパルパドス
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、兵庫県社会福祉協議会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、NPO法人エイブル・アート・ジャパン、NHK神戸放送局

【出品作家】11作家
今村花子(京都)
上杉結喜子(片山工房/兵庫)
鶴川弘二(すたじおぽっち/兵庫)
堀尾貞治(兵庫)
藤野公一(信楽青年寮/滋賀) 
戸來貴規(やさわの園/岩手)
宮間英次郎(神奈川)
森本絵利 (大阪)
山村幸則(兵庫)
吉川秀昭(やまなみ工房/滋賀)
若杦大介(あおはにの家/奈良)

【関連イベント】
(1)オープニングパーティー
日時:6月9日(土)14:00-15:00(予定)
会場:芦屋市立美術博物館
参加無料(ただし要観覧券)
出品作家・堀尾貞治氏によるパフォーマンスを予定しています。
また、オープニングパーティーにご来場のお客様にルナパルパドスより
素敵なミニプレゼントをお渡しいたします。
 
(2)講演会「欧米でも注目される日本のアールブリュット、その作品と作家の全容」
日時:6月16日(土)14:00-15:30
講師:はたよしこ(ボーダレス・アートミュージアムNO-MAアートディレクター)
会場:講義室
定員:80名
聴講無料(ただし要観覧券)
今、ヨーロッパでも大人気の日本のアール•ブリュット作品。教育や枠に捕われない自由で不思議な表現の謎について、たくさんの作品画像を紹介しながらレクチャーしていただきます。
 
(3)わくわくバスツアー「創作現場を訪れる」★要申込
日時:6月30日(土) 10:00-16:30(予定)
訪問先:信楽青年寮、やまなみ工房(滋賀)、あおはにの家(奈良)
案内:山下完和、棡葉朋子(やまなみ工房)
定員:20名 
参加費:1500円
○JR西日本草津線「貴生川駅」集合。奈良市街の最寄駅で解散予定。
※事前申込制。締め切り:6月15日(金)必着
本展出品作家が所属する創作現場を見学し、スタッフの方のお話をお聞きします。
往復はがきでの申し込み。住所/氏名/年齢/連絡先/希望するイベントをご記入の上、芦屋市立美術博物館までお送りください。応募者多数の場合は抽選。
 
(4)ワークショップ「七夕の短冊に願いを込めて」★要申込
日時:7月7日(土)13:30-15:30
会場:体験学習室
定員:30名 
参加無料(ただし要観覧券)
(事前申込制。締め切り:7月6日(金)。ただし定員になり次第締め切り。)
七夕の日にちなみ、短冊に願いを込めて笹を飾ります。
電話及びfaxでの申し込み。/氏名/年齢/連絡先をお伝えください。定員になり次第締め切り。申込先:芦屋市立美術博物館(tel:0797-38-5432 fax:0797-38-5434)
 
(5)ギャラリートーク
日時:7月8日(日)14:00- 約1時間 (予定)
講師:担当学芸員
会場:展示室
参加無料(ただし要観覧券)
担当学芸員による展示解説会です。
 
(6)保存修復レクチャー「みんなの芸術~作品を守るためにできること」
日時:7月14日(土)14:00-15:30
講師:相澤邦彦、横田直子(兵庫県立美術館 保存・修復グループ学芸員)
会場:講義室
定員:80名
聴講無料(ただし要観覧券)
美術館での作品の保存についての取り組みを紹介します。また、個人のお宅や施設、工房などでもできる紙作品や油彩作品の保存方法をレクチャーしていただきます。
 
(7)川沿い散歩「黒松ウォッチング」★要申込
日時:7月16日(月・祝)13:30-17:00(予定)
講師:山村幸則(美術家・本展出品作家)
訪問先:芦屋市内の素敵な場所
定員:15名
参加費:300円
※事前申込制。締め切り:7月1日(日)必着。
出品作家の山村幸則氏と芦屋市内を散策し芦屋の松の魅力を探ります。
○阪急電鉄神戸線「芦屋川駅」集合。芦屋市立美術博物館で解散予定。
往復はがきでの申し込み。住所/氏名/年齢/連絡先/希望するイベントをご記入の上、芦屋市立美術博物館までお送りください。応募者多数の場合は抽選。
 
(8)クロージングイベント「あたりまえのこと(新聞紙と袋)」
日時:7月28日(土)14:00-16:00(予定)
講師:堀尾貞治(美術家・本展出品作家)
会場:館外 庭 ほか
参加無料(どなたでも)※汚れてもよい服装でご参加ください。
大量の新聞紙と袋を使い、出品作家の堀尾貞治氏とともに参加者全員で作品を制作します。

【協力】
・会期中、併設のカフェ・ド・ルポにて本展をイメージした特製スイーツをご用意いただきます。



・本展覧会を担当した学芸員の展覧会解説動画をご覧いただけます。
[CURATORS TV]下記をクリック!
呼吸する美術展解説動画

【同時開催】:同時開催「古代の芦屋―珠玉の出土品―」展  歴史資料展示室