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アートピクニック-美術をたのしむ
  • 第1展示室/第2展示室
  • 開催日:2011(平成23)年8月6日 ~2011年10月2日

休館日:会期中の月曜日(ただし9/19は開館、翌20は閉館)
概要:この度、芦屋市立美術博物館では特別展「アートピクニック-美術をたのしむ」を開催します。
身体的・知的・精神的に障がいがある作家が表現する作品を紹介する本展では、「色・かたち・線」をテーマに関西に在住する14作家約110点の作品を展示いたします。
「色」で紹介する大槻修平の作品は、パターンとして切り取った色紙を貼りつけてからクレヨンで余白や色紙に色を重ねた後、ピンのようなもので色を微妙な力加減でそぎ落とします。そこには緊張感のある奥行きが生まれ、色のさざ波として見る者に心地よく寄り添ってきます。
「かたち」で紹介する山村晃弘の作品は、カラフルな小さなモノたちが、ひとつぶずつつながっていき楽しい世界を作り出します。
「線」で紹介する澤井玲衣子の作品は、リズミカルな線や色から様々なかたちを紡ぎだし、想像することの楽しさを教えてくれます。
彼らの多様な表現は見る者の心の目をほぐし、のびやかに描かれた作品たちは豊かな物語を想像させてくれます。純粋に、描きたい・作りたいという感情から生まれる作品たちは、美術の広さや奥深さを教え、私たちがもつ「美術」のイメージを大胆に変えてくれるでしょう。
美術を鑑賞し純粋に感じる貴重な体験は、日常にあふれている楽しいモノ・美しいモノを見つけるきっかけになると考えます。
本展は、彼らの作品から「美術を楽しむヒント」をあらためて見つけようとするものです。
 


  
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般300(240)円、大高生200(160)円、中学生以下無料
※同時開催「三田谷治療教育院のあゆみ」展の観覧料も含む
※( )内は20名以上の団体料金
※ 芦屋市内に居住する高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保険福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護者の方は各当日料金の半額になります。
 
主催:芦屋市立美術博物館 
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、兵庫県社会福祉協議会、NPO法人エイブル・アート・ジャパン
企画協力:財団法人たんぽぽの家、社会福祉法人三田谷治療教育院
出品協力:アトリエ・コーナス、アトリエひこ、片山工房、さをり工房ゆう、楽しい造形教室、たんぽぽの家アートセンターHANA、大和高原太陽の家、やまなみ工房、エイブルアート・カンパニー
 
【出品作家】
14作家(テーマ別50音順)
・テーマ:色
井上阿希子、植野康幸、大川 誠、大槻修平、新見直子、古谷秀男
・テーマ:かたち
稲留武史、鎌江一美、冨士川義晃、山村晃弘
・テーマ:線
伊藤樹里、澤井玲衣子、白井 望、西岡弘治
 
【関連イベント】
 
(1)ダンスパフォーマンス「うまれる」

いつでも、どこでも、誰とでも踊るジャワ舞踊家がとびっきりの存在感を持った障がいのあるダンサーと出会います。花嫁衣装に憧れ何度も「うまれた」と叫び続けてきた彼女とともに美術館に新しい場をうみだします。

日時:8月6日(土)11:30-12:00
出演:佐久間 新(舞踊家)、奥谷晴美(たんぽぽの家アートセンターHANAパフォーマー)
音楽:ジェリー・ゴードン(即興音楽家)
衣装:堀井拓也(デザイナー)
会場:エントランスホール(定員150名) 鑑賞無料(要展覧会チケット)

 
(2)ワークショップ「絵を見て話そう こどものてつがくアトリエ」

「何をかいたんだろう?」「どんな気持ちでかいたのかな?」「わたしにはあれに見えるよ!」「どうして人によって見方がちがうの?」。絵の世界は不思議がいっぱい。絵から感じたことを話したり、みんなの言葉を聞きながら、絵の世界を一緒に探検してみませんか。ことばと目の想像力を引き出す対話型美術鑑賞ワークショップです。

日時:8月27日(土)14:00-15:00
講師:高橋 綾(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教員)
会場:展示室
対象:小学校3-6年生 25名 要事前申込 参加無料

 
(3)アートトーク「みんなの芸術-作品が生まれる現場からのお話」

本展出品作家が所属する施設で、彼らをサポートしている方々のアートトーク。作品が生まれる現場からのお話を聞ける貴重な機会です。

日時:8月28日(日)14:00-15:30
講師:山下完和(やまなみ工房 施設長)、白岩髙子(NPO法人コーナス 事務局長)、野村倫子(さをり工房ゆう 生活支援員)
会場:講義室(定員80名) 聴講無料(要展覧会チケット)

 
(4)講演会「アートと宇宙」

私たちの外側には、秩序と混沌が入り交じる宇宙が広がっています。一方、私たちの内面にも、混沌と秩序がせめぎあう深い世界があり、それは宇宙と呼んでもよいものでしょう。望遠鏡は外なる宇宙を、アートは内なる宇宙を、覗き見て探検する入り口なのかもしれません。 そんな「宇宙な」お話をしたいと思います。

日時:9月3日(土) 14:00-15:00
講師:高橋 隼(西はりま天文台公園研究員)
会場:講義室(定員80名) 聴講無料(要展覧会チケット)

 
(5)コンサート おんがくピクニック「打つ・鳴る・響く-カラダがうごきココロがはずむ

どきどきわくわくリズミカルワールド」
マリンバやちょっと面白い打楽器カホンのほか、みんなのカラダを使ったコンサートを行います。
プログラム(予定)
 ・「芦屋市立美術館でポン!」~小さな打楽器だけどポン! といい音が鳴ります~
 ・「おしゃべり・カホン」~カホンというちょっとオモシロイ打楽器を使います~
 ・「からだがっき」~からだだって立派な打楽器だ!~
 ・「カヴァティーナ」~美しいマリンバの響きをお楽しみください~
 ほか ※変更になる場合もあります

日時:9月4日(日)14:00-15:00
演奏:だがっきスイッチ[安永早絵子(ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 ティンパニ・打楽器奏者)、安永友昭(日本センチュリー交響楽団首席ティンパニ奏者)]
会場:エントランスホールほか(定員150名) 鑑賞無料(要展覧会チケット)

 
(6)鑑賞ワークショップ「見えない人が見える人のメガネになる!?」

見える人、見えない人、見えにくい人が、作品を前に対話しながら鑑賞会をします。何が描かれているかを、見たり、聴いたりして、どんなことを感じ想像するか、作者は何が伝えたくて描いたのかなど、作品を前に自由な対話をお楽しみください。いつもより作品や作者の世界に近づけ、新たな気づきや発見があるでしょう。

日時:9月11日(日)13:00-16:30
講師:山川秀樹(ミュージアム・アクセス・ビュー)
会場:展示室 定員15名(見える人10名、見えない人/見えにくい人5名)
要事前申込 参加無料(要展覧会チケット)

 
(7)ワークショップ「心のセカイを探しに行こう!」

線を描く(線の可能性を探ろう。様々な描画材料と方法で描いてみよう)、形をつくる(心と身体が繋がる瞬間。身体を用い、紙粘土でかたちづくる)、色を塗る(絵具、色画用紙、塗る、滲ませる、垂らす、切る、貼りつける)、これら3つの実験的作業を通し、あなたの心のセカイを探しに行きましょう!

日時:9月18日(日)14:00-16:00 
講師:山村幸則(美術家)
会場:体験学習室(定員20名) 要事前申込 参加無料(要展覧会チケット)

 
(8)美術館ツアー「赤ちゃんからの美術館~ぽかぽか ぷくぷく マインマイン」

美術館とは縁がない(?)と考えられている赤ちゃん。今回はぜひママやパパと一緒に美術館に来ていただき、0歳から美術館に親しんでもらえるための機会としたいと思います。「香味野菜」による、楽しく、心地よい音色のパフォーマンスの後は、バギーで美術館探検にでかけましょう。

日時:9月22日(木) 11:00-11:30 
出演:香味野菜[なかいちまほ(プレイアドバイザー)、櫻田素子(ガムラン奏者)、さえぐさひろこ(絵本作家)からなるパフォーマンスユニット]
会場:展示室
対象:0~3歳までの子どもとその保護者20組
要事前申込 参加無料(要展覧会チケット)

 
 

要申込のイベント
(2)、(6)、(8)のお申し込みは財団法人たんぽぽの家まで
 
【お申し込み方法】
参加を希望される方は、E-mail、FAX、電話にて下記のお申し込み事項(①~⑥)をお知らせください。なお、定員になり次第、締め切らせていただきます。8月1日(月)より、受付させていただきます。
①イベント名 ②お名前(ふりがな) ③所属先(学校、サークルなど) ④ご住所(所属先、または自宅)*市町村まででも可 ⑤電話番号(所属先/自宅/携帯のいずれか) ⑥同伴者の有無
 
◎お申込み・お問い合わせ
財団法人たんぽぽの家
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4 
Tel.0742-43-7055 / Fax.0742-49-5501
E-mail.ableart@popo.or.jp
URL http://popo.or.jp
 
(7)のお申し込みは芦屋市立美術博物館まで
往復はがきに、住所/氏名/年齢/連絡先をご記入の上、芦屋市立美術博物館「心のセカイを探しに行こう!」係までお申込みください。締め切りは8月31日(水)必着です。
 
◎お申込み・お問い合わせ
芦屋市立美術博物館
〒659-0052 芦屋市伊勢町12-25
Tel.0797-38-5432
URL http://ashiya-museum.jp/
 
 
※個人情報は関連企画の受付事務においてのみ使用いたします。