戦後、音楽を日常的に楽しむことを可能にしたレコード文化は急速な拡がりをみせ、人々の生活に音楽という潤いを与えました。
音源となるレコード盤そのものはもちろんのこと、そのパッケージ、いわゆるレコードジャケットもまた、現在に至るまで多くの人々を魅了し続けています。ジャケットのデザインに強く惹かれてレコードを購入する「ジャケ買い」なる言葉がうまれたことからも、レコードジャケットが強く人々の心をとらえることが窺われます。
本展では、民放初の視聴者による「電話リクエスト」(通称:電リク)を実施したことで知られるラジオ関西所有のレコードジャケットコレクションから約200点を展覧し、1950〜1970年代の文化を再考します。
懐かしの1枚から、レアな1枚まで。ジャケット・アートの世界をご堪能ください。