開催趣旨:本展では平成24年に文化財として指定された芦屋川の文化的景観が育んできた芦屋の歴史をご紹介します。古代の人々の暮らし、和歌や物語に登場する風光明媚な土地柄、住宅地として街が発展した阪神間モダニズムを中心に、古代から現代に至るまでの芦屋の歴史を辿ります。
さらに、様々な神仏に対する信仰が広く庶民にまで普及してきた江戸時代、芦屋にくらす人々がどのような神さまや仏さまに祈りをささげてきたかをご紹介します。それを知ることで芦屋という地域の特異性が見えてきます。古くから漁が行われてきたこと、西国街道が通る道筋であったことなどが、日本古来の神や仏とどのように結びついてきたか、歴史資料から読みときます。
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
※最終日は午後4時30分閉館(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌火曜日休館)、5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館
観覧料:無料
主催:芦屋市立美術博物館
■主な展示品
・漢式三翼鏃 会下山遺跡出土 1点 弥生時代
・鶏形埴輪 金津山古墳出土 1点 古墳時代
・複弁十二弁蓮華文軒丸瓦 1点 芦屋廃寺跡出土 奈良時代
・伊勢物語絵巻 1巻 江戸時代
・『摂津名所図会』 1冊 寛政8‐10(1796-98)年
・水車絵図 1幅 安政4(1857)年
・芦屋名勝絵葉書帖 1冊 大正
・芦屋市役所看板 1基 昭和15(1940)年頃
・『兵庫県新風景』 1冊 昭和4(1929)年
・『壺』 2冊 昭和8-10(1933‐35)年
・『天満宮利生記』 1冊 江戸時代
・大般若経 1帖 鎌倉時代
・伊勢講諸帳 21点 江戸時代
など総展示数約100点 ※全て当館蔵
■作品