開催趣旨:この度、芦屋市立美術博物館では「芦屋の歴史と文化財」展を開催いたします。
芦屋の地に人が生活し始めるのは、約2万年前の後期旧石器時代と考えられていますが、それから長い年月、この地に生きる人々は自然に恵まれた豊かな環境の中で生活を続け、歴史を刻み、数多くの文化財を生み出してきました。本展では、芦屋の歴史を古代、中世・近世、近代にわけ、それぞれの時代の主要な歴史資料をご紹介いたします。
古代の芦屋では、市内に存在する多くの遺跡を紹介し、出土品をご覧いただくことで、芦屋が交通の要衝、文化の拠点であったことを再発見していただきたいと考えます。
近代の芦屋は、交通機関の整備によって郊外居住というライフスタイルを確立していきます。土地利用は農地から宅地へ急速に変化し、全国に知られる高級住宅地となりました。
時代の移り変わりとともに芦屋が発展を遂げてきた歴史を、資料とともに実感していただければ幸いです。
会期:前期 7月1日(日)-9月9日(日)
後期 9月22日(土)-11月25日(日)
(9月10日(月)-9月21日(金)は展示替えのため休館)
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:芦屋市立美術博物館 1階 歴史資料展示室
休館日:月曜日
観覧料:同時開催の展覧会に準じます。
※無料観覧の日 11月8日(木)富田砕花賞授賞式、11月17日(土)、11月18日(日)関西文化の日
主催:芦屋市立美術博物館
■関連事業
ギャラリートークを実施予定
※後日、ホームページでご案内します。
■主な展示品
総展示数約70点 ※全て当館蔵
1.ナウマンゾウの歯の化石(約10~3万年前)
2.鶏形埴輪(金津山古墳出土 5世紀後半)
3.播磨名所巡覧図会(享和3(1803)年)
4.芦屋川水車絵図(安政4(1857)年)
■同時開催
9月22日(土)-11月25日(日)
富田砕花展―受け継がれる詞(うた)―