展覧会 次回

  • ―描かれた神戸・大阪― 阪神名勝図絵と青山政吉

    • 第1展示室、第2展示室、ホール、歴史展示室
    • 開催日:2019年4月13日 ~2019年6月30日

    展覧会チラシはこちら ー描かれた神戸・大阪―チラシPDF



    ■開催趣旨:
     神戸・大阪間が現在のように発展してきた端緒となったのが、鉄道の発達でした。なかでも明治38(1905)年に開通した阪神電鉄沿線は住宅地として急激に開発されます。『市外居住のすヽめ』によって「健康地として最良」と紹介された阪神間には、良好な住環境を求めて移住する人たちが増えていきました。その頃の阪神間の景観を描いたのが《阪神名勝図絵》であり、大正5(1916)年に大阪朝日新聞に連載記事として掲載された後、30点からなる彩色木版作品として出版されることとなります。描いたのは、赤松麟作を筆頭に野田九甫、水島爾保布、幡恒春という大阪朝日新聞に所属していた画家達と大阪朝日新聞記者の永井瓢齊で、実際に芦屋や宝塚、六甲山など現地に取材旅行に出かけ、何気ない地域の景観を穏やかな筆致で描いています。こんにち想像する洗練された阪神間のイメージではない、牧歌的ともいえる大正初期の地域の面影が描き込まれているのです。

     一方、大正9(1920)年、大阪で料亭を営む家に生まれた青山政吉は、京都市立絵画専門学校で日本画を学ぶかたわら、黒田重太郎のもとで洋画を学びます。卒業後、小学校の美術教員となりますが、小学校校長らの尽力によって渡欧を果たし、帰国後、水彩画を描き始めます。日本画と洋画を共に修得した青山政吉にとって、水彩画は、日本画の繊細さとダイナミックな洋画の双方の特徴を発揮できる格好の技法でした。日本全国の景色を描いた青山政吉ですが、本展では、平成27(2015)年に当館に寄託された、芦屋や西宮をはじめとする阪神間を描いた作品全55点を一堂に展覧いたします。

     両作品では、木版画と水彩画との違いこそあれ、ともに阪神間の風景を題材にしています。それぞれに異なる風景画の魅力をご紹介いたします。

     
    ■主な展示品
    1 阪神名勝図絵
    ■版画 30点
     

     
    1|阪神名勝図絵 《蘆屋》野田九甫画(大正6(1917)年) 
    2|阪神名勝図絵 《三の宮》野田九甫画(大正6(1917)年)
    3|阪神名勝図絵 《神戸波止場》赤松麟作画(大正6(1917)年) 
    4|阪神名勝図絵 《今津》幡 恒春画(大正6(1917)年)
    ※1~4 芦屋市立美術博物館蔵

    2 関連資料
    ■朝日新聞紙面 ※阪神名所図絵連載(予定)
    1|市街居住のすヽめ
    2|郊外生活

    3 青山政吉
    ■水彩画 55点 ※芦屋市立美術博物館寄託作品
     

     
    5|《芦屋川》青山政吉画(昭和63(1988)年)
    6|《甲子園球場》青山政吉画(平成2(1990)年)
    7|《淀川(毛間)》青山政吉画(昭和63(1988)年)
    8|《芦屋川畔》青山政吉画(平成2(1990)年)


    など総展示数約100点
    以上

    ※プレスリリースはこちら⇒―描かれた神戸・大阪―PR

  • 芦屋の歴史と文化財

    • 1階 歴史資料展示室
    • 開催日:2019年4月13日 ~2019年9月23日

    会期:前期:2019年4月13日(土)-6月30日(日)
        後期:2019年7月13日(土)-9月23日(月・祝)
        (7月1日(月)-7月12日(金)は展示替えのため休館) 
    開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
    会場:芦屋市立美術博物館 1階歴史資料展示室
    休館日:月曜日 ※4月29日、5月6日(月・祝)、4月30日(火)は開館、5月7日(火)は休館
    観覧料:同時開催の展覧会の観覧料に含める。
    4月13日(土)-6月30日(日)
    一般500円(400円)、大高生300円(240円)※中学生以下無料
    7月13日(土)-9月23日(月・祝)
    一般500円(400円)、大高生300円(240円)※予定、中学生以下無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※ 高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額
    ※無料観覧の日 あしやつくる場開催日(5月25日(土)、26日(日))
    主催:芦屋市立美術博物館
     
    ■同時開催
    4月13日(土)-6月30日(日)
    ―描かれた神戸・大阪― 阪神名勝図絵と青山政吉
    7月13日(土)-9月23日(月・祝)
    コレクション展 こども と おとな ―これ、なににみえる?
     
    ■開催趣旨:
     この度、芦屋市立美術博物館では「芦屋の歴史と文化財」展を開催いたします。
     芦屋の地に人が生活し始めるのは、約2万年前の後期旧石器時代と考えられていますが、それから長い年月、この地に生きる人々は自然に恵まれた豊かな環境の中で生活を続け、歴史を刻み、数多くの文化財を生み出してきました。本展では、芦屋の歴史を古代、中世・近世、近代にわけ、それぞれの時代の主要な歴史資料をご紹介いたします。
     古代の芦屋では、市内に存在する多くの遺跡を紹介し、出土品をご覧いただくことで、芦屋が交通の要衝、文化の拠点であったことを再発見していただきたいと考えます。
     近代の芦屋は、交通機関の整備によって郊外居住というライフスタイルを確立していきます。土地利用は農地から宅地へ急速に変化し、全国に知られる高級住宅地となりました。
     時代の移り変わりとともに芦屋が発展を遂げてきた歴史を、資料とともに実感していただければ幸いです。
     併せて、芦屋市民の貴重な財産である、芦屋市指定文化財を前期、後期に分けてご紹介いたします。
     
    ■関連事業
    ワークショップ、ギャラリートークを実施予定(別途仰裁)
     
    ≪主な展示品≫※前期、後期で一部展示替えを行う。
    ・ナウマン象の歯の化石 1点 芦有ゲート付近出土 約3~10万年前
    ・国府型ナイフ形石器 1点 打出小槌遺跡出土 旧石器時代
    ・会下山遺跡からの出土品 弥生時代
    ・鶏形埴輪 1点 金津山古墳出土 5世紀前半
    ・靫形埴輪 1点 打出小槌古墳出土 5世紀末頃
    ・勾玉 3点 岩ケ平7号墳出土 古墳時代
    ・水晶製三輪玉 2点 山芦屋古墳 6世紀
    ・金環 1点 旭塚古墳 7世紀
    ・芦屋廃寺からの出土品
    ・『摂津名所図会』 1冊 寛政8‐10(1796-98)年  
    ・摂津国一覧絵図 1点 弘化4(1847)年
    ・芦屋川水車絵図 1幅 江戸時代
    ・芦屋川を渡る阪神電車 1枚 大正
    ・春の阪急沿線へ 1枚 昭和
    ・市外居住のすすめ 1冊 明治41(1908)年
    ・イラストレイテッド・ロンドン・ニュース 1点 昭和
    ・六麓荘ドライブウエイの光景 1枚 昭和
    ・三楽園・苦楽園土地利用図 1点 昭和
    ・精道村土地利用図 3枚 大正3(1914)、大正7(1918)、昭和7(1932)年
    ・芦屋浜海水浴場ポスター 昭和30年代(1955~1964)年
    ・打出焼  数点 昭和30年代(1955~1964)年
    ・芦屋市役所看板 1基 昭和15(1940)年頃
    ・三好長康山論裁許状〈芦屋市指定文化財〉1点 永禄3(1560)年
     
    など総展示数約100点 ※全て当館蔵
    以上